「バック」を含む小説

私は昔から、漫画の単行本の１/4スペースまで作者の言葉を一言一句全部読みたい人でした。 小説も、前書き後書き解説もれなく読みます。 有名な人でも無名な人でも、なんか作品ではな…

開いたドアから漂うかつおだしの香り。 瞬間、僕の脳裏にあの日の記憶がフラッシュバックした。 オンラインゲーム、夜食、深夜のコンビニ、週刊少年ジャンプ。 甘酸っぱくない恋の始まり…

西暦xxxx年人類は飢餓の恐怖に襲われた。 世界大戦　世界恐慌　ウイルス ありゆるとあらゆる災厄が人類を襲い、人々は日々の食事もままならない状況で、もはや神に祈るしかなかったので…

　マッチ売り。それは古代より行われている決闘の一形態である。 　コードネーム『少女』というソルジャーは、『マッチ』と呼ばれる幻覚兵器を駆使し、ターゲットから金品を巻き上げることで…

なんてゆーか大迷惑なんですよね。なんなんでしょうね？　この状況は……あ、私は２４ｈ営業のコンビニほわほわに勤務している角川九十九って、２４歳の冴えない喪女です。創造を糧に生きてい…

放課後は魔の時間。 主人公、【猫路地くらい】は毎日毎日変わらずに彼女の会話に付き合います。 「カンブリア紀ってどう思う？」 「桃太郎は実際何者なのか？」 「ここに穴ほったら温泉…

「ねえ……本当にお父さんに……会えるの？」 住宅地のある一軒家の寝室。 七五三の写真を持っていた女の子の前で、少年が窓から侵入してきた。 一見不良に見えるその少年。彼は、化け物…

　☆電子書籍化詳しくはTwitterへ☆ 　侯爵令嬢シャロン・ソレイユはある日突然、この世界が自分が前世でプレイした乙女ゲームの悪役令嬢だと思いだしてしまう。 大好きな第二王子…

・あらすじ・ 世界中には自殺を救済として死を求める人々が増え、その社会は腐敗したまま、苦しみの連鎖は広がっていく。 主人公の真白正道（ ましろまさみち ）は、 正義感が多少強…

「……すまないが、ここに避難させてくれないか？　俺たちは旅のものだ」 　吹雪の中、小屋の中に住んでいた女性は突然の来客に玄関の扉を開ける。 　その来客であるふたりのバックパッカ…

「ドンナ舞ヲ、踊ッテイタノ？」 　下が見えないほどの、赤茶色の大地に存在する深い渓谷。 　その下から見る空は、細かった。 　変異体と呼ばれる化け物は、恩人であるふたりを渓谷…

落ちこぼれ魔女オフィーリア・バーディーは、仲間から見下され家族からも冷遇され、厳しい労働条件の中貧しい日々を送っていた。 ある日彼女は、里を救うために大怪我を負ったドラゴンを保護…

彼は『絵』を描くことが好きだった。だが、現実は厳しい。彼に理解できないモノばかりが、評価される。 認められない彼の作品。ほんの少しの成功例にしがみつき、生きる糧にしていたのだが……

カルビーのCMであれ。 そうであれと思いますす

「なんか最近、“マフラー”さんと取材することになると決まって変異体に関わる仕事になるような気がするんだよね……」 Webライターであるふたりは、ある森の中を通っていた。 その場…

データエンジニアが、以下のゲーム世界観の ダンジョン系MMOのプロトタイピングに挑みます。 ・各地のギルドの経営者はダンジョン街の半神様たち ・ギルドの業界団体の調整役は天界の女…

「……タビアゲハ、おまえはこいつをどう思う？」 　住宅街の坂道で、バックパックを背負った老人は抱えたスイカを仲間に見せていた。 　そのスイカは、先ほど坂を転がり、擁壁に激突して…

二〇〇九年、二十七歳の時に、秋葉原にあるゲストハウスへ四ヶ月滞在したときの旅行記です。 著者の記憶違い、主観が多分に含まれています。また、主に登場人物に関して名前や設定を故意…

とある雑居ビルの事務所に、ひとりの男がたずねてきた。 変異体と呼ばれる、元人間である化け物相手に商売を行う商人だ。 事務所の所長と商人による取引は、以外な方向に進もうとしていた…

「この光景を見た科学者は誰もが首をかしげた。“この場所はどうしてそんなにも蒼いの？”と」 蒼い植物の立ち並ぶジャングルの中、ふたりのバックパッカーが通過していた。 そこでバック…