このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(453文字)
わお!そうくるか!という感じで、二転三転するストーリーにページを繰る手が止まりません。出逢いはちぐはぐだけどやがてお互いの秘密を分け合う相棒になっていくバディの描写にもえもえしたい方も是非。古い警察ドラマにありがちな「刑事さん俺やり直すよ」「うんうん(涙」みたいな浅い物語じゃなくて、刑事事件に真正面から向き合う現代的にアップデートされた描写も本当に良きでした。そして、3章『Case3』にはいなくなったひとへの祈りにも似た文芸みを感じました…!