美しいバイオレンスだった。 かっこよく、切なく、おどろおどろしい。かっこいい小説というのは、こういうものをさすのだと思う。 理屈じゃない。高潔さでもない。本能で生きる。その眩しさ、かっこよさ。 設定の特殊さ、ビジュアルでイメージするとなんとも恐ろしいその病の設定が、ここまで美しい友情物語になるとは。 爆ぜる銃声と、飛び散る脳みそと、美しいピアノの旋律と。それらが混ざり合う、極上のエンターテインメントのシンフォニーだった。
暇つぶしに覗いたネットオークションのサイトで、以前親しかった男がオークションにかけられているのを見つけた。エッグマン病。これが何かはぜひ本編を!途中で出てくるピアノが印象的でした。