「アイツ」を含む小説

ピッチャーの大和。キャッチャーの優。マネージャーのさつき。 三人は幼馴染でお互いの理解者だった。 高校三年生、甲子園球場。最後の夏が終わるころ、三人の関係にも微妙な変化が訪れて─…

彼が突然消えたらしい。 なんの前触れもなく、道を歩いていた彼の足元に魔方陣らしきものが出現したかと思うと吸い込まれるように消えていった。 もちろん、彼の家族や知人は必死に探し…

新学期、クラス替え。一瞬でアイツにバレたけど、でもやっぱり嬉しいものは嬉しい。

小学生の頃からの親友である悠太郎の部屋で、彼の日記を見つけた。

煙草、呪いから5年後の話。 漆間陣(うるま じん) 『煙草、呪い』の『俺』 煙草が吸えなくなったのでココアシガレットを咥えている。命日に毎年電話をかけていた。 一之瀬桜(いち…

夜。誰もが寝静まる中でアイツは動き出す。睡眠を邪魔し、私のような夜に集中したい人の集中力を削ぎにくる。

KAC202210：真夜中 ロス帝国の侵攻は突然始まった。 無人島に取り残された小学生と婚約者を助け出すために 翔平とユータのバッテリーコンビがシーカヤックで 暗い津軽海峡に乗…

「どんでん返し大賞」 ……そんな賞があれば 俺は間違いなく、アイツを推薦するだろう

『なんで、アイツの顔見えるんだよ』 　相貌失認(そうぼうしつにん)。 　女性の顔だけ上手く認識できないという先天性の病を発症している少年、早坂翔（はやさかしょう）。 　夏休みが…

　冬休みが終わって、始業式がやって来た。 　普通に宿題を片付けた俺には何の問題もないことだが、ギリギリまで宿題を片付けられない幼馴染はこの時期いつも酷い表情をしていたものなのだ。…

僕は君を愛してた。だけど君は？ アイツの事を、想ってた。 僕は君を抱きしめる。 切ない気持ちが爆発する。 雨男の僕は君を抱きしめる。 そんな彼女は……晴れを呼ぶ謎の力を持って…

相田苺にとって生まれる前からの腐れ縁である市川蓮は、目の上のたんこぶだった。 邪魔なアイツを振り払わなければあたしに未来はない。 カクヨム誕生祭2022 KAC2022 参加作…

『小鳥遊 冴子には、近付かない方がいい』 『アイツには、数多の幽霊が憑いてる』 心霊現象専攻学部、通称『心霊部』に綿貫 了が入って最初に先輩に言われた言葉だった だが、ひょんな事…

しでかしてしまった大失敗は、心に重くのしかかる（そういう話か？）

お食事中の方、特に中華まんを食べている方の閲覧はおすすめしません。 虫表現、というか虫そのものが出てきます。何度でも言いますが、不衛生ということではありません。立地的にアイツが来…

　ホワイトデーの余熱が残る三月十五日、朱雀はずっと片思いをしていた鶇美に告白をするつもりだ。彼女が朱雀に渡したのは義理チョコ。その一方で、別の彼に渡したのは本命チョコだった。 　…

「絆（きずな）」は美しい、断つことのできない人と人との結び目。 「絆（ほだし）」は恐ろしい、消すことのできない縛りの証。 俺はお前に生きてほしいから、身勝手な「絆」をお前に遺…

ドラゴンノベルスより１巻が発売中！！！ 英雄の父と、大賢者の母の間に産まれたルクス＝フィレンツェ。 誰もが羨む血筋を継ぎしルクスは、父と母の良い部分を受け継いで生まれたのだと…

【2022年3月25日（金）MF文庫Jより発売！】 地獄に堕ちた魂を救済するにはどうすればいいのだろうか？ 罪もなく奈落の底まで堕とされた少女・櫻。その行方を追い、かつて地上へ…

その日、旦那と一緒に帰宅した私はすぐに気づいた。 第六感が働いたのだ。