「「雪」」を含む小説

天気予報は気温が上がると告げている。僕はお母さんに内緒で防護服を着込むと、雪を見に出掛けた。

コスプレ同人作家の上司がイベント直前に熱を出して倒れた。 代わりに仕事納めで都内出張したら記録的な大雪で首都圏封鎖。日帰り予定がご破算で、宿を求めて雪の東京を歩いていたら、怪しい…

とあるワンシーンを描いた掌編小説。

ケプラー４４２ｂは、２１世紀に発見された、液体の水が存在しうると見られる惑星である。９００年後の未来、２人の宇宙飛行士が惑星開発のために派遣されて―、そしてＴＡＮＫＡを詠む。 …

雪だるまに恋をする女と、呆れる女の話です。

雪宮志乃が嫁いだのは、貿易を生業にしているという瀧川慶一郎という男だった。 女中なし、結納・祝言なし、盲目の祖母の世話あり。 そんな条件がある婚姻。 だが、妾腹の子である志乃…

三十代の主婦・ユキ子は、再婚した暴力夫に苦しめられていた。小学生の息子にも手を上げる夫に、我慢の限界。そんなある朝、子供たちが雪だるまを作ったという……。【お題で執筆!! 短編創…

繁華街の煌びやな夜。硝子の欠片の様な 雪が舞う。北の街のホストクラブの バックルームで。『その人』は、いつも 独り窓際の壁に凭れていた。「吹雪の 日には窓を開けるなよ。」その言葉…

真雪が目を覚ますと、セックスをした後だった。隣には、すごくエッチな体をした女の人がいた。前日には会社の飲み会があったことだけを覚えている。 酔った勢いで、さして仲良くもない会社…

とある理由で漫画専門の編集プロダクションを辞め、自暴自棄になり、自堕落な生活を送っていた響政宗（ひびきまさむね）。 27才になった彼は、フリーター時代の友人と一緒にファミリーレス…

ある日家に帰るとクスクスがいた。二三世紀の未来から来たロボットで楠千代だとクスクスは言った。 未来のロボットというからには、きっとあんな事やこんな事ができる道具を持ってきたに違い…

雪が降るのを見て、ルームシェア相手を迎えに行くべきか、悩んだ。

本編連載中の【宇宙猫は今日も宇宙に向かってアンテナを伸ばす】の日常風景。 今日も彼女の口からはトンデモ陰謀論が飛び出すわけで……

銀髪碧眼の美しい少女に転生したと知ったとき、「私」の人生はここから始まるんだ。そう思った。 でもその人生の始まりは、あまりにも辛い記憶となった。殴る蹴る、火で炙られる、食事を与…

日常の一コマを切り取ったら、そこには……

　クリスマスの晩、女は彼氏が他の女と歩いているところを目撃してしまった。女は一人の帰り道で何を思うのか。 　お題で執筆!! 短編創作フェス参加作品です。今回は二週目のお題の「雪…

犬は実際に飼っていた犬。 猫は猫カフェ。 ノンフィクションと言っていいはず。 名前は即興でつけました。 主人公の年齢、性別、服装等々はご想像にお任せします。

　5年前のクリスマス、氷は死んだ。それは雪にとって、最悪のクリスマスプレゼントだった。 　今年もまたクリスマスがやってきて、春人は雪にクリスマスプレゼントを届ける。

泣くでもなく、取り乱してもないならなおさら注意すべし。 自殺志願者か、人ではない者か、そのどちらかだからだ。 その警句に照らすなら、僕の目の前の彼女はただの人ではないということだ…