「何から」を含む小説

　140文字小説を一つの作品としてまとめました。 　現代だったり、現代ファンタジーだったり、異世界ファンタジーだったり。 　はたまた恋愛ものだったりSFチックだったり。 　ホラー…

この街で無邪気には生きられない。 子供は邪悪に染まり女は色欲に溺れる。 人々の支えとなるのは宗教だけだった、それぞれが各々の哲学をもって自分を正当化する。 これはそんな街で生きた…

ゴーマは己が底辺であると理解しており、ソレをも利用して生きているゴブリンだった。 彼自身、その生き方を否定するつもりは無かったし、自分にはお似合いだと思って日々を過ごしている。 …

俺は、恋をした事がないんだと思う。人を好きになるとは、友人に対する好意と何が違うのだろうか。 華束幸助は今日、何度目か分からない失恋をした。 けれど心は傷まない。幸助は恋や愛がわ…

　ルーシー・イーズデイルは18歳という若さで処刑された。銀色の髪、赤い瞳を持って生まれた彼女は魔女の素質を持つ忌み子として、実の両親から愛されることなく育った。奴隷同然の扱いの中…

辺境の街サヴォンに暮らす万年Ｄ級冒険者ロイド・クレメンス、１７歳。 東京郊外で定年後の穏やかな生活を送る元会社員・桜塚猛（さくらづかたける）、７０歳。 ランク昇格をかけて踏み込ん…

フランス人の血を引く白瀬藍(しらせらん)は、珍しい青い目を持っていた。澄んだ空と深い海の色を溶かしたような、美しい青色の瞳。いわゆるブルーアイズだった。だが藍は幼い頃に、その青い…

精霊の血筋であるホルスト家に生まれたゼトスは、水晶球を使って、千里先も見渡すことができる。遠見という特殊な力を持っていた。 しかしその家柄ゆえに、何が人の本心なのか見えない状況に…

重田優士と稜巳を反魂儀呪から奪還してから数日、新たな事件はすでに始まっていた。不良集団bugsが惟神である峪口智颯・瑞悠の双子を狙っているとの情報が集魂会から寄せられた。高校生の…

　智子という20代前半の女性が車にひかれて死んだ。即死だった。その事故は車の運転手の意識が無くなったために起きてしまった痛ましい事故だった。しかしおかしな事に智子は自分の末路を少…

私が何を書いても校内放送に採用してくれない放送部の部長が「次は絶対読む」と言うから、私は幼なじみの彼に起きた中学生時代の恥ずかしい武勇伝を書くことにした。はたして放送されるのか？…

200文字のお話。 あの時、あなたは何を思っていましたか？ この作品を元に、藤澤勇樹 様が曲を書いてくださいました！ よろしければ、こちらも是非、ご覧ください！ https:/…

自然を司る四体の龍神が住まう国の、とある小さな村に一人の旅人が訪れる。 旅人はアルチュール、通称アルという名の屈強な青年であり、両親の敵を打つために長年一人で旅をし、過酷な修行を…

少し前にかいた小説です

私、天海瑠衣１７歳。 死にたいと思ったことは何度でもある。だけどその度にあと一歩が遠くにあって、何もできずに後ろ歩きしてしまう。そんな中途半端で、意気地無しな人間。 そんな私の横…

学内で唯一まだ就職活動を行っていない主人公、白崎宗司。そんな彼が初詣に行った神社でふざけて『異世界で俺TUEEEしてる主人公みたい且つ、一国の王様になれますように』そうお願いした…

異世界が異世界を侵略するのに必要なものとは何か。それはダントツで「情報」と言えるだろう。 　異世界帝国ドラバレティは危惧していた。世界を統一したのも束の間、異世界という存在がある…

　私の人生で最大の不幸は何か。 　そう問われたとき。私は ｢生まれた時から"人間"ができなかったこと｣ と答える。 　きっと共感できないし、きっと認められないし、きっと誰も…

　母親と二人だけで過ごしてきた真惟＜マイ＞のもとに、母はとつぜん希空＜ノア＞という少女を引き取ってきた。 　唐突に始まった二人の暮らし。 　母は何故、この子を連れてきた？　私…

　魔法少女が人々をナイトメアという脅威から守る事が日常となった世界。 　魔法少女との契約を取ろうと、穂村大我は日々努めていた。 　そんな当たり前の日常の中、突如としてタコ型宇…