「僕らしく」を含む小説

ごく普通の少年「桜井夕」は、昔から耳鳴りや幻聴のような微かな声に悩まされてきた。 しかし、ある時それらがはっきりと聞こえるようになり、それが並行世界の自分自身の心の声だと判明する…

　見た目がぱっとしない高校生、橋本俊介は普通の学校生活を送っている。だけど、何をしてもやり返せない俊介は、一部の生徒から他者からはバレにくい方法で軽いイジメを受けていた。 　そん…

掌編小説集です。連載していきます。よろしくお願いします。どうかよろしく。 ＊僕は読んでくれている読者のことをユニオンさんと呼んでいます。意味は連合・同盟の意味です。大体な感じで…

大正末期の日本。英国帰りの若き心理学者の当麻榮介は心霊研究に傾倒し、『心霊先生』と呼ばれていた。ある日、当麻は鍵のかかった自室で血塗れの学生・支倉清一に遭遇する。清一は「僕の身体…

小学校教員の明文には、後悔していることがあった。 それは、十四年前、病気で亡くなったクラスメイト・古坂紫珠に、伝えたいことをなにひとつ言えなかったこと。 その古坂紫珠が、十四…

悲しいかな当時自分に何があったのか何故自分がこの場に居るかなど最早些細な問題であり冒頭からクライマックスでありこの場こそが正念場と言わんばかりの存在感を放つものが目の前に居た。 …

歴史にくさびが打たれてから８０年。 ピージーは優しい世界のもとに生まれた。

「血の鏡」作中であったかもしれない話 弟が兄のパンツをフガフガするだけ

『超短編ホラー』 ただ美しいだけの『彼女』に惹かれた『僕』。 独善的な想いは果たして愛なのか。 歪んだ現実を認識出来なかった、『僕』の独白。 『僕』は彼女の傷になれたのだろう…

ADHD持ち22才の僕は、無職になった。会社を辞めて残ったものは、生活の不安と鬱と支払いと自由だった。そんな僕が送る日記エッセイ

「ターロ姫は私がもらったぁああ！」 　翼が岸壁にぶつかり、欠けた岩の破片がどぼん、と水面に落ちる。 「わああっ！」 「なにやってんだドラゴ！　今の奴くらいなら避けろって！」 「そ…

僕は僕が嫌いだ。 誇れる長所なんてほとんどないし、見つかるのは欠点ばかり。 なのに、あることをきっかけになぜか女子が僕の自分嫌いを厚生させようとしてくる。 「どうしてこうなった…

理想と現実のかけ離れたこの世界。貴方は現実を理想のようにできているでしょうか。理想を追い求めた少年少女のお話です。小説を読み終わったあと、貴方は何を考えますか。

神さまに愛され、あらゆる幸運を享受する街、隣町市。 数百年前、この地で人間として生まれた小春は、野良神の襲撃で命を落としかけ、神嫁となることで生かされた。 神さまは小春を「僕のお…

友人を火事で亡くし、足が遠のいていた町を十年ぶりに訪れた。すると焼け落ちたはずの家屋があり、友人と瓜二つの、右頬に火傷の跡がある少年が現れ……？　残酷な世界の嘘は、優しい嘘に塗り…

「……こいつ、僕のこと嫌いすぎないか……？」 平穏な高校生活を送ってきた主人公、三森悠樹。 「自分に正直に」を座右の銘に、基本1人で過ごす悠樹は空いた時間を1人で有意義に使える…

僕の住むアパートの住人から不思議な話を聞きました。 いろんな話を聞いて僕は、このアパートの異常さに気づきました。 「早く逃げないと」

なんで僕がこんな目に！？ 非日常に憧れる少年、モノノベ ユキは平凡な男子高校生だ。そんな彼の前に一人の転校生が現れる。自らを大魔王と名乗った彼女は、厨二病扱いされて周囲から浮い…