「一つ」を含む小説

　クリスマスイブに、一杯飲み屋で「クリスマスなんざ関係ねえ」と普段通りのやり取りをしていたおじさん二人と店の大将。 　彼らの会話が、ひょんなことから思わぬ方向に転がります。

『私』には、秘密が二つある。 一つは、男なのに心が『女』であること。 もう一つは、親友に恋をしていること。 彼は、一つ目の秘密を知った上で『私』を受け入れてくれた。『私』を親…

聖夜に独りバーで酒をかっくらう男に訪れた、不思議な出会いの物語です。

　生まれ持って魂がない少年エンキ。彼の肉体は、ある『医術』によって生かされ。あらゆるモノを『不死』にしてしまう感染病の元凶となる。 この病を治す手段は、ただ一つだけ。 その方法は…

物語は一つの石碑から始まった。 触れた者に強大な力を持つ魔剣を与える石碑、人はこれにソードモノリスと名付けた。 エルヴィンという少年はまだこれから待ち受けるものを知らなかった。

　とある依頼で森の探索に向かう勇者ティオレは結界を見つけ中に入ると今にも倒れそうな少女と出会う。 　少女と勇者が出会う時、物語が始まる。 　これも一つの結末……。

　佐倉常春（さくらつねはる）は中学生のときに『ハル』名義でボカロ活動をしていた。 　柊桜空（ひいらぎさくら）は同い年で活動しているハルに憧れて歌を始めた。 　しかし『薄っぺらい』…

耀暦1998年。近代史に置いて最大、いや人類史で見ても最大規模の災害が発生した。その概要は脅威的であり、大陸一つを殆ど消し飛ばす結果となる。国境を越え数多くの学者たちが原因を明ら…

父と娘、会話のない生活が続いていたある日、娘が顔面に包帯を巻いた状態で帰ってきた。 驚く父だが、なにを聞いても娘はなにも語らず普段通りに父を無視して過ごす。娘の包帯以外はまったく…

仕事帰りに見知ら人物に呼び止められた男は、警戒しながらも話を聞くことにした。 近くの喫茶店に入り話を聞いていると、一つの頼み事をされるのであった。

ちょっとパラレルワールドなもう一つのイタリアの旧くて小さなオートバイの物語

「クリスマスまでの間、貴方という人間についての学習を進めます。そして適した物を推論し、プレゼントを5つ用意させて頂きます」 クリスマスイブイブ。突然、自らを『AIサンタ』と名乗…

全然お硬い内容ではありませんので安心してお読みください。 私が創作を始めるきっかけとか、それを続けている理由などを自分の頭の中を整理するために書き綴ったものです。 雑誌名や作品…

互いの想いが強く、深くなればこそ一つとなって結ばれる。それは常世と幽世を一世にするための重しとなる。 「月下に桜花濡れて天使降る」の前日譚となる一話完結短編となります。 ht…

海洋が九割を覆っている星で、主人公はとある戦艦の乗組員として働いていた。 だが、その戦艦は敵対している軍隊によって沈没させられてしまう。 運よく生還した主人公は、敵だった戦艦で乗…

世界を荒廃させた大戦から三年。 大戦終結に多大な功を成し『七英雄』と讃えられる勇士達が突如各国の王達により召喚された。 星震わせ、七枚羽、大賢者、氷刃、絶ち手、天鷹……そして、…

　主人公・久保　澪(みお)はトマトを食べることへのこだわりを決して捨てない二十代後半の女性である。結婚相談所『エンジェルズベル』を起業・運営し、首都圏に近い大都市に住んでいる。 …

「腰痛剣士と肩凝り魔女」の関連短編の一つ。 「腰痛剣士と肩凝り魔女」を先にお読みいただくと色々とアレですのでよろしくお願いいたします。 https://kakuyomu.jp/…

　地元の大学の進学に失敗したヒロユキは現在二浪中。　友人から暇潰しにと頼まれた特大の魔方陣を書き上げると、その中から女神ペルセポネが現れた。 　ペルセポネは退屈しのぎに願いを一…

高校生活2度目の春を迎えた青年──河郷 凌我(かごう りょうが)は平凡な毎日を送っていた。 だがそんな彼には一つだけ、悩みがあった。 それは生意気な後輩──犬守 彩芽(いぬもり…