「鳴」を含む小説

　ユウとリョウタはちょっと風変わりな夫婦である。 ワイルドで凶暴と陰で囁かれるユウ、メタボで良く言えば優しい、悪く言えば気弱なリョウタ。少しくらいは自分が優位に立ちたいと悩むリョ…

成宮 鳴（なるみや なる）には、たったひとつだけ『不死身』という特徴があった。 一宮 壱（いちのみや いち）には、たったひとつだけ『殺意』が植え付けられていた。 そして、鳴と壱…

少女時代の苦手な転校生と彼女にまつわる苦い記憶。それは長い年月、私の心の大きな部分を侵食してきた…… 香鳴裕人様の自主企画、[第３回] 問えば響く君の答え 『きみを撃ち抜く言葉…

超ギャルな三女、愛鳴！ 超人見知りな長女、愛美！ 超お金持ち脳な次女、そして主人公、愛乃！の、3人が織りなす超超超三つ子劇！

【この男の冷たい左手が胸騒ぎを呼び寄せる。アウトローなヒーロー、登場】 企業が表向きには処理できない事案を引き受けるという「よろず屋」月翔 散冴（つきかけ さんざ）。ある依頼を…

世界を救った勇者は平和な世界では邪魔者とされ世界から追いやられた。 それから10年、世界は勇者の警告通りに再びモンスターの侵攻を受ける。 10年前に勇者に救われた少年は、勇者不在…

成宮 鳴（なるみや なる）には、たったひとつだけ『不死身』という特徴があった。 一宮 壱（いちのみや いち）には、たったひとつだけ『殺意』が植え付けられていた。 そして、鳴と壱…

過酷な修行の末、ついに天下無双となった一人の若武者、音鳴恭之介。 しかし、時代は大きな争いのない平和な時代。 太平の世では、天下無双といえども、大きな活躍の場はない。 それどこ…

【短編】 現代のある商店街に蘇った天照大御神の神話。こんな話があってもいいんでないかな物語。 【登場人物】 アマテラ（天照大御神：あまてらす・おおみかみ）……　ゲイバー『天の…

　ホムンクルスの少女・ラムは、自分を作ってくれた錬金術師の「パパ」と二人きりで、森の中の一軒家で暮らしている。 　平和なある日、パパの友人が家を訪ねてきて……。 　香鳴さんの自…

　理不尽な運命に疲れ、世界を呪い、自らの生を罪とし、進んだ道のない先。 ――　自殺　―― 　しかし、その進んだ道のない先には、地獄が待っていた。 　荒涼と悪意が溢れた世界で…

絵莉の持った初めての携帯電話は淡いピンク。子どもの頃、眠りにつく前、折りたたみ式の携帯電話を開くひとときは、絵莉にとって一日で一番幸せな時間だった。時が経ち、それはスマートフォン…

「なんでオマエがここに居んねん」 「何故、貴様がここに居る」 新たに高校二年生となり、同じクラスとなった新堂源斗と鐘鳴慧。 二人は、校内でも有名なほどの犬猿の仲である。 お互…

幕末のある日、調子に乗り過ぎた岩倉具視は（主に公武合体とか和宮降嫁とか）、洛外へと追放される。 切歯扼腕するも、岩倉の家族は着々と岩倉村に住居を手に入れ、それを岩倉の幽居＝「ねぐ…

テセウスの舟。 フラスコの中で矛盾が交差する。 以下の企画に参加させていただきました。 藤光様　【三題噺の競作】「オートバイ」「ファミリーカー」「街」に参加させていただき…

飛び降りかけた私の腕を引いて、あそこから助けてくれた『貴方』の存在を書くために。 私はここにいるのでしょう。 香鳴裕人様の「同題異話SR -Jan.- 『その涙さえ命の色』」…

　心臓を穿たれて息絶えた――ように思われた青年、刃鳴斬哉。 　しかし、目覚めるとそこは深い森の中。 　倦怠感のようなものこそあったが全くの健康体だった。 　疑問符しか浮かばない状…

ひょんなことがきっかけで、神さまになった、蟲生津(むしょうず)鳴神(なるかみ)は『ナントデモ 成 (鳴)』と言う、神様・バケモノ・人間まで、誰でも・なんでも相談可能な窓口を運営し…

　地面に落ちて羽を折ってしまった鴉の雛は、一人の少年に拾われる。 　不思議な能力を持つその少年は、鴉自身も知らないその正体を見抜いていた。 　香鳴さんの自主企画「第2回] 問…

念願の大学の入った一瀬友希は音楽サークルに入った。 そこには美人で圧倒的存在感の鳴宮桜子がいた。 一瞬で心を奪われたが、話しかける事すらできなかった。 しかし、ある日突然奇跡が起…