概要
没落公家の、洛外スローライフ! ※ただし、後の太政大臣です(史実)。
幕末のある日、調子に乗り過ぎた岩倉具視は(主に公武合体とか和宮降嫁とか)、洛外へと追放される。
切歯扼腕するも、岩倉の家族は着々と岩倉村に住居を手に入れ、それを岩倉の幽居=「ねぐら」とする。
岩倉は宮中から追われたことを根に持ち……否、悶々とする日々を送り、気晴らしに謡曲を吟じる毎日であった。
ある日、岩倉の子どもたちが、岩倉に魚を供するため(岩倉の好物なので)、川へと釣りへ行く。
そこから――ある浪士との邂逅から、岩倉の幽棲――幽居暮らしが変わっていく。
切歯扼腕するも、岩倉の家族は着々と岩倉村に住居を手に入れ、それを岩倉の幽居=「ねぐら」とする。
岩倉は宮中から追われたことを根に持ち……否、悶々とする日々を送り、気晴らしに謡曲を吟じる毎日であった。
ある日、岩倉の子どもたちが、岩倉に魚を供するため(岩倉の好物なので)、川へと釣りへ行く。
そこから――ある浪士との邂逅から、岩倉の幽棲――幽居暮らしが変わっていく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!そうだ京都(左京区岩倉)、行こう。
岩倉具視といえば王政復古を実現させた政治家として有名です。
しかしかつて公武合体を進めるために幕府に協力し、ある一件を成功させたことから攘夷派の不興を買い、謹慎、果ては出家を命じられた過去がありました。
本作は洛外へと追放となった彼が、暗殺の恐怖から逃れるために洛北の岩倉村にあった邸宅を購入し、家族と静かに暮らす様が描かれます。
そこである時、彼を密かに訪ねてきた一人の侍と出会い、その邂逅こそが彼の人生を大きく飛躍させることになるのですが、その侍が誰なのかは読んでからのお楽しみです♪
現在も国指定史跡として残されている彼の幽棲旧宅。
かつて彼と言を交えるために、洛中より10キロ程も離…続きを読む