「言葉 小説」を含む小説

「ねぇ、耳声霊って知ってる？」 　ある時聞いたうわさ。その言葉を覚えていると一ヶ月後に死んでしまうというあり触れた怪談話だったが、翌日、うわさを教えてくれた知人が死んだ。 　果た…

【あらすじ】 私の名前は闇野沙紀。お父様がIT会社の社長で家族で平穏に暮らしてた。でも、七歳の時に車に轢かれそうになった私をかばって、大好きなお母様は亡くなってしまった。ちょうど…

　私のパパは発明が趣味。 　休みの日は、私もママも放っておいて、いつもイソイソとつまらない発明をしている。 　なんで『つまらない』と言うかって？ 　だって、毎回、パパの発明の実…

そこは０と１で構成される、情報総合体と言う存在がいる世界。 その一人、ルキューレは暇を持て余し、少女、カワシュと過ごしていた。 そんなある日、彼らの下に少女リメがやってくる。彼女…

伯爵令嬢ヒルッカは、家族から虐げられ、婚約者には蔑ろにされていた。 愛人の子だから、卑しい平民の血が混ざっているから……それだけの理由で。 同じ屋敷の中で暮らすことさえ許されずに…

※この小説は『ゴブさんは今日も人間界で頑張ってます！』の前日譚です。 村の雇われボスとして頑張ったけどあっさり倒され、気が付いたら人間界に転生！？ 人間界で生きるため必死に言葉…

青空ハウスに新しい入居者の藤崎壱露は様々な入居者と関り会いながら、「僕はなにもない」という人間性と過去が露出していく。その入居者である主人公の小説好きの青咲美晴は藤崎壱露を知って…

トーヴ(tove)は鏡の国のアリスに登場する「ジャバウォックの詩」の一節で語られる奇妙な生物のこと。 その姿は「タヌキとトカゲと栓抜きをかけ合わせたもの」という歪なもの。 「小…

　姉の遺稿が伝えるメッセージ。 ◆ 　山百合の花言葉は「純潔」「人生の楽しみ」「飾らない愛」 ◆ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「第一回さいかわ葉月賞　レギュレーション」 (1…

高校生の春山拓也は、小説家を目指す普通の少年。ノートに書き溜めたアイデアやストーリーは無数にあるが、完成した作品は一つもない。彼はいつも自分の表現力に自信を持てず、作品を仕上げる…

　※公募のため、あらすじを最後まで書いています、ご注意ください。 　先代国王の後妻だったマデリーンは、王が崩御し離宮へと移り住む予定となっていた。 　厚い化粧と扇でその顔を隠し…

大陸の東側に位置する国家・翠国。 その一藩の名家の娘・莉恩は、望まぬ縁談を断るため、文官の登用試験を受けることに。 おとなしく人見知りな性格の莉恩だが、図らずも試験を通過し、信簡…

　今から綴られる物語は、何一つ中身のない男の人生のほんの一部である。 　彼を支配しているものは、難読な自己啓発書の文章のようなリズムで描かれた、あまりにも痛くてくだらない思考だ…

一軒のスナックに、ちょうど同じくらいに三人の常連ができた。それぞれに性格が違っているし、年齢も違っている。そんな三人を店の女の子、あかねがいつも見つめていた。そんな中、「夢の共有…

畳を張り替えた。横になって大きく深呼吸した。吸い込んだ空気は、爽やかな草の香りと、少しの墨の匂いが混じりながら鼻を抜けていく。ほんのわずかに鉄の臭いがした。 絵空事のような淡…

あらすじを読んでから物語を読み始めるのを推奨します。 題名変更しました。 この物語の主人公、リドルは中隊長を65歳で退役する。 退役日には部下と上官と共に祝い酒をした。その…

Xで投稿したりしなかったりの140字小説。 言葉遊びみたいな感じなのでお話に深い意味はないですが、必ず話として意味のある物にはしています。 好きなところから読んで大丈夫です！…

過去のトラウマを背負って同族の住む村から引っ越した音羽(おとは) 人間の学校で当たり障りなく生活していた音羽は心のどこかで自分と他人とのズレを感じ始める。 そんな中、隣の席の中村…

結衣には【スペクター】と呼ばれる奇妙な隣人たちの姿が見えている。 そんな秘密をきっかけに友だちになった葉子は結衣にとって一番の親友で、とっても大好きで憧れの存在だ。 しかし、中…

夏というものは色んなモノを連れて来る。 待ちに待ったライブや恋しい人、懐かしい人から期待や希望、想い出やら行事や面倒事まで多彩だ──。 【詩または短編小説】 今日も今日とて、…