「枕」を含む小説

大川に注ぐ山谷堀の河口に架かる今戸橋の橋桁に、心中者の死体が引っかかっていた。 裸で抱き合うようにして腰を縄で縛りつけた死体だが、それぞれの喉には致命傷の刺し傷が・・・。 検分に…

1800PV御礼。平安時代の京。受領階級の清原元輔の娘、梛は方違えを機に、三つ下の少女香と出会う。物語好きの二人はそれを機に文を交わす様になる。香は自分でも物語を書き、梛に読ませ…

加藤春樹は吉野結愛という許嫁がいることを知る 結愛は学園の女神様と言われるくらいに可愛く、人気がある少女だ。 そんな結愛と春樹は同棲することになってしまった。 春樹は抱き枕が好き…

正太郎の住む町に、旅の枕返しがやってきた。 ヤッタくんやけんちゃんのうちにもやってきたけれど、正太郎のところにはまだやってこない…… 枕を返す行為は、昔は不吉といわれていたそう…

異世界へ来てしまった俺は男娼になった。 つまり、体を売ってお金を稼ぐことにしたのだ。 他に取り柄がなかったし、それは俺の天職だったから。 女勇者。 貴族の令嬢。 ダークエルフに…

左門之助は、鳥越の埋め立て地でみずから墓穴を掘った。 穴の前で腹を斬るところを、東洲斎に絵にしてもらい、穴に埋めてもらう約束をしたのだ。 もうひとつの約束は、そのハラキリの絵を、…

小説家になろうで過去にジャンル別日刊1位になった作品。 抱き枕がないと寝ることができない体質の高橋貴音。 　お気に入りの抱き枕が壊れてしまったために一睡もできずに学校に行くが、…

「やばい」は「矢場の女」からきたというのは俗説とか。 正しくは、盗っ人や香具師の隠語で、「具合が悪い」の意。 元禄のころからある遊びで、楊弓で矢を射る場所を矢場といった。 ここで…

初めに犬が死んだ。 次に、ひとが死んだ。 同じ仏滅の日の同じ時刻に、別々の場所で四人の男女が心中！ 寛政江戸の不可能犯罪にお役者目明し浮多郎が挑む。 「東洲斎と洒落斎、ふたり合…

これは、人とMIH（多目的人型インターフェース）が共存する、少し未来のお話。 二〇××年、技術の発達にともないAIに人権が認められた。 それから8年。MIHが人口の18%を占…

身中花を宿す花憑きと呼ばれる者達と、その物語。 時は大正、記憶を失った桜の花憑き＜サクラツキ＞は、雨に好かれた男と出会い、 運命の歯車は動き出した。 人を憎いと思うもの、救わんと…

「拙者売ります」の看板を首から下げた牢人が、入谷鬼子母神の境内に座っていた。上野の質屋の後家が、この牢人を買ったことから事件が起こる。 東洲斎と洒落斎、ふたり合わせて写楽だぁー。…

東洲斎と洒落斎、ふたり合わせて写楽だぁー。 そんなふざけたことが言えるのは、東洲斎写楽の素性が不明だからです。 片割れの東洲斎は、抜刀術の達人でのんだくれ、枕絵師のニヒルな牢人・…

２０４７年の或る土曜の朝、スマートピロー（人工知能搭載型枕）の奏でる着信音、 ラクリモーサで目覚めたナオヤ・ロバート・ハリカエ・ガートナーは、着信音の主 ヴァルチュア（ハゲ鷹）と…

東洲斎＋洒落斎＝写楽。 寛政6年（1794）5月5日、歌舞伎役者絵28枚の版画で華々しくデビューしたが、9か月後144枚の役者絵を残し、風のように消えた東洲斎写楽。その氏素性・正…

現代に生きる天才作家 東雲真冬とある頃を境に色を失った元小説家 夏目遙真を中心とした暗くて非現実的な、どこか郷愁的な想いを抱く物語小説。

こんにちは。 かすみ草と猫と枕と一緒に夢をみたいです。 日々の生活の中でふと感じたことを、言葉にして並べてみようと思います。 投稿は不定期とは思いますが、のんびり待ってくだ…

娼館が壊滅し、生き残った一人の娼婦は、少年の情婦（という名の抱き枕）になった。基本的に寝室で育む、かなり健全な愛情の話。