「思う 色」を含む小説

前からなんだか気になる友達の弟くん。 かっちゃん。 つかず離れず。 さりげない優しさにいつか恋だと気づいた。 どんどん私より背が高くなって、前は私が見下ろしてたのに、最近は見上げ…

僕は旅が好きだ。 おいしい物が食べられるし、いろんな景色を生で見ることもできるし、何なら触ることだってできる。 もちろん、その土地の空気に触れ、その土地の風を全身に受けることだ…

例外に漏れず死んで異世界に転生した俺はゴブリンに転生したらしい。 肩を落としている暇はない。 俺はここで何とかして生きていく。 そして何とかして人間、いや勇者とか英雄とかとにかく…

◆大雑把なあらすじ◆ 世界はノアの方舟と伝えられる事件があって一度滅び、いくつもの時代が進むにつれて大陸も消え、海ばかりになっていた。発掘されたエンジンから内燃機関だけが再現され…

はじめましての方しかいないと思うから初めまして！ 　萌香と申します。 いやー遂にカクヨムデビューですか！気合い入れないと！って思って作った小説です。 　この作品では“色”をテーマ…

「すみません、ここの色指定なんですけど」と訊かれたのは『青色透明』。指示としては特に問題が無いと思うが、どうにも質問者と話が通じていない。 自主企画『間違いやすい日本語を題材に…

空がオレンジ色の光に包まれたかと思うと 電子レンジのようにムシムシと熱くなっていく。 やがて、人はだんだんと崩壊していって……！？ ↓前回の投稿↓ 『やーいやーい！お前の小…

過去から現在に至るまでのクソだと思っている自分視点のあれこれ 胸糞になるかもしれませんが、これは純然たる愚痴です 俺の方が悪いんじゃないかと思う人もいるだろう、人の意見なんて…

平凡な主婦ナギコさんの何事もない日常生活の一コマ。 ある晴れた日、ミニバラに新芽が芽吹いているのに気付いたナギコさんは、絵を描こうと決意する。 黄色の色鉛筆で、可憐なミニバラを描…

夫とは二年前に離婚。二人暮しだった息子は病気で亡くした。 若気の至りとはよく言うもので、家庭を顧みず散財に走り、他の男に現を抜かしたバチが当たったのだ。 人生で最大の過ちを犯して…

愛について。 たとえば形、どんなに真似てみても同じものはつくれない。 たとえば色、些細な違いで全く別のものになる。 たとえば視界、誰かには白でも私には黒にみえる。 同…

2020年、東京オリンピックを目前に控えていた6月末に人類は未知の存在と遭遇する。 主食は人間、極めて獰猛であり、知的生命体である”バルグ”は突如世界中に現れ、人間を食べ、地球を…

鎮守の山の神が消えるとき 鬼との邂逅　変わりゆく人の言葉に 心揺れる山神　五十鈴（いすず）の物語 * * * 　月夜の空を、薄い雲が幾つも流れていく。黄身色の光は温かく、山…

　高校生になったばかりの貴堂文弥は学生寮への入居当日に部屋を爆破され、新居を探さなければならなくなってしまう。 　新しい住居を探して辿り着いたのは、オンボロ木造アパート風雲荘。 …

あらすじ 　キャロルは、自分からほとんど話さなかった。 　可愛いから許されていた。 　物心ついたときから、吃音のブロックという症状だった。 　両親にも言えない。兄にも言えない。学…

立ヶ海伊里依には秘密がある。それは然して語るべきものではないように思えるし、取り立てて自慢するようなことでもない。『危険を色で見る』力――誰にも明かすことなく、他人を見下すための…

文學界新人賞第一次選考通過した作品です。 歩（あゆむ）と私は二卵性双生児として生まれた。 幼い頃から自分を女の子だと思って歩は育ち、そして自由奔放だった。私はそんな歩に翻弄され…

公園のベンチに座ってるだけで大金が手に入るという、どうにも怪しいバイトをすることになった主人公。 いざ公園に行ってみると、彼はそこで不思議な少女に声をかけられる。 「涙の色派赤が…

爽やかな風が吹く。ずっとずっと。時は動くが日は変わらない。太陽と月が交互に現れ、俺達は起き、過ごし、寝る。そんな生活を続けている。 四季も関係なく現れ消えを繰り返す。 ただ何もな…