「小説？ 夏」を含む小説

八月一日から八月三十一日まで毎年海岸にやってくる人魚の女の子とのひと夏の物語です。 ※夏休み短篇小説大賞2024参加作品です

第七回こむら川小説大賞に参加してます。 家の都合で田舎に帰省した男子高校生と、不思議な病室で過ごしている言葉の通じない少女が出会うお話です。祈りと願いの優先順位を光で包みながら…

　九州の一部には、盆のときに帰ってきた先祖の霊を送り届ける儀式があります。線香をもって、近くの川まで、道なりに線香を目印に落としながら向かいます。川は彼岸との境界線で、そこまで霊…

海で獲れるレモン、夏の葬送、天の川の星の水でジャム作り、渡り鳥が商品を卸す道の駅、森を育てるひととの出会い……。 すこしふしぎな場所に迷い込んだ少女と、少女を助けた青年の、静かな…

七歳の頃、セミと同い年だということを知った。 それから何年か経って、もしかしてぼくは、セミと一緒かもしれないと思ったそういう、夏。

人とドラゴンが共に暮らす星、フェオリア。 その片隅にある港町、セドナに住むドラゴンの少年アルトは、 十二歳になっても、一度も空を飛んだことのない仔供だった。 そんな夏休みのある日…

20XX年7月の暑い夏の日の事。 ある一国が放った核により、第三次世界大戦の幕が切って落とされる。 主人公のエリーの住む国は、その標的となってしまった。 最悪だったのは、国の…

戦後生まれの「私」は、夏休みのある日、親戚の子と隣の小学校へ遊びに行った。 そこでは野球の試合が行われていた。野球に全く興味のないはずの「私」は、その試合が気になる。そこで出会っ…

twitterで自主企画中の「夏だけじゃない2023」の夏を感じる小説短篇集。 夏を感じるものをテーマに書いています。

変わらない日常に飽き飽きしていた私は馬鹿なフリをしてみることにした。 ひと夏の恋愛を切り取った短編小説です。

※この物語はフィクションです※ 独居老人宅へお弁当を配達しつつ、安否確認を行うサービス。 私、高野咲良は担当している瀬川文彦の家へとバイクを走らせていた。 呼び鈴を鳴らせど返事…

※秋犬様「夏の揚げモノ小説祭り」参加用書下ろし小説です。 　恋人の月子と同棲する青年の陽介。ガジュマルの精霊である童女・ハルと三人暮らしになってしまったが……ほのぼのと、そして何…

真夏の眩むような暑さの中、その繁華街のある場所にずっと立ち続けると、人魚の棲む水の世界へ行ける。そこで人魚を殺し――そんな都市伝説に救いを求めた女の話。 ※『第七回こむら川小説…

きゅう‐せい〔キウ‐〕【糾正】［名］(スル)物事の正・不正をただすこと 『もはや戦後ではない』 一九五六年に経済企画庁が発表した経済白書は、この文言により日本が戦後復興期を脱し…

　遠い夏の日、帰省先の田舎で迷子になった「私」が出会ったのは、古めかしい出で立ちの少年でした。 【競作小説企画「第七回夏祭り」】 （2013初稿・2024改稿）

海面上昇により沈みゆく島に住む男と女のお話。 第七回こむら川小説大賞参加作品です。

‭【一話完結　ホラー短編です】 ある夏の日の夜、僕は恋人のさっちゃんから提案された。‬ ‭恋人同士がお参りすると必ず『恋が成就する』という噂の神社があるから、そこへ行こう、と。…

狭山宗哉は、ある夏の夜に頭を砕かれ死亡した。 だが彼は生き延びる。巨大な体躯、全身を覆うこわい毛、全てを切り裂く鋭い爪――人狼と呼ばれるあやかしとなって。 嘉上美空は夜の世界で迷…

雨、手紙、希望の3つの言葉で即興小説を書きました。 私は梅雨があまり好きではありません。 というか、好きな人はあまりいないのではないかと。 丁度今夏のオリンピックをやっています…

♪君と今を紡ぐ未来照らして～ 過去作を大集合させて書きました。 でも「群青頌歌」における設定は全部後付け。笑 ◎過去作一覧 ・「冬風ラプソディ」 ・「ロベリア・シンドローム」→…