「自分は」を含む小説

『ロスティーユ戦記』というゲームがある。 それは育成やバトルに重きを置いたゲームであり、ストーリーは簡素なものが用意されているだけだった。 そしてそのストーリーは、人間と魔族の戦…

孤独を抱える大学生、志田豪太。かつては自分の中の可能性や才能に希望を抱いていたが、完全を夢見てしまうがあまり堕落する。停滞する人生、信仰の対象、神保美奈。思いをはせる過去はもうな…

主人公、中本凛太朗には、舞斗ありすという名前で活動している推しのＶがいた。 ちょいギャルで天真爛漫なキャラクターで多くのファンを持つ彼女は、あることを公言していた。 「あーしね…

　世界を脅かす『魔王』に対抗するために、魔物の持つ強大な魔力を人間に取り入れる研究が、とある帝国の軍事施設にて行われていた。実験の数少ない成功例である、“被験体96番”と呼ばれた…

「その創作した最愛のキャラ・隼人を、迅雷さんは自分を殺すと同時に殺してしまったのだ」 22世紀2145年、ベーシックインカムの極貧スレスレでかろうじて生きてる情報犯罪調査臨時職…

人々はこの街を「境界の街」と呼ぶ。街全体が不思議な空気に包まれており、古いものと新しいもの、そしてどこか現実と幻想の境が曖昧な世界が広がっている。街に足を踏み入れるたび、普通の街…

その日、目が覚めると見知らぬ街にいた――――。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ただの高校生鈴木蓮は突如、異世界に召喚されてしまった。右も左も分からない赤子同然の彼は…

好きなキャラが男の娘でショック死した主人公。転生の時に貰った能力は皆が自分を愛し何でも言う事を喜んで聞く「ハーレム」。しかし転生した異世界は男しかいない世界だった。 毎週水曜更…

自へアは、「自分へのアドバイス」の略です。

自他ともに認めるハイスペ男子 如月 奏斗。 だが、ハイスペックが故に調子に乗りまくり、中学自体は嫌われ者として過ごした。 中学を卒業した時点で友達と呼べる存在は1人も存在せず、…

小学生の一年生の頃から、「自分が天才ではないか」と思っている佐伯陽介少年だったが、そのくせ、「１＋１＝２」という公式をまったく理解していなかった。小学３年生の頃になって、やっと納…

この世界には面白い物、楽しい物、美しい物、興味深い物、美味しい物、その他、様々な物が存在します。 そんな中、私が感想を書きたい、知ってもらいたいと思った物を、決まりごとなし、気ま…

自分の心だって、よく分かんない時あるからね。 （過去作の短編も、幾つかここにまとめることにしました）

勇者に婚約者を寝取られてしまい、絶望するアルム。 だが、アルムはその悔しさを胸に刻み、誓った。 「クソが、絶対後悔させてやる」 勇者パーティよりも早く魔王を倒して、自分を捨…

人気画家である娘が、個展で発表するための新作を描き上げた。 しかし、もう開催の日が近いのに、「納得いく出来ではないから発表したくない」と言い出す。 そこで私は、娘を説得することに…

　昼は高級ブティックの店員、夜はナイトクラブのダンサー。 　二つの顔を持って生きるミレイ・カヨコの前に、思いがけない出会いが訪れる。 　理解を示してくれる IT 企業の重役、速水…

紅葉を見にきて実際には見てない者が多い気がする。それは、彼らがきっと紅葉を見ることを第一目的に据えておらず、ただただ紅葉をダシにして紅葉以外のどうでもいいことを目的にしていると感…

――悪役令嬢に転生したようですが、私は今自由に楽しく生きています！ 　え？　ここゲームに酷似した世界なんですか？　えぇ確かにまぁ乙女ゲーだったし、プレイはしてましたけど………

フリーターの坂木康二(男)『神々の始祖ガイア』(女神)に転生してしまう。この『神々の始祖ガイア』、実は彼が学生の頃に考えたキャラクターだった！それを神によって掘り返された康二はこ…

夜桜を見ていた夜光（やこう）と誠児（せいじ）は不思議な光を放つ洞窟から人の心でできた【心界】という異世界に迷い込んでしまった。 そこは戦争で失った魔法の代わりに、機械で成り立って…