「サスペンス」を含む小説

特別棟の三階の一番奥にある美術室は、放課後ともなれば美術部員でもない限り訪れることはない。 いわば密室状態の放課後の美術室で起きた出来事をめぐり、四人の証言はことごとく食い違う。…

~あらすじ~ 　現代日本の社会にひっそりと溶け込みほとんど同化している一大勢力………『あがりもの』『あがりもん』と自らを呼びならわす者達。 それは、人の姿と獣の姿を自由に行き来…

夏休みの直前、校門に惨殺死体が飾られていた。 この騒動をきっかけにある共通点を持つ５人の少年少女が邂逅する。彼等は２年前に世間を賑わせた殺人鬼『捕食者』と当時接触し、それぞれの運…

美大受験生と、その先生の話です。 過ち、芸術、愛情、風情、女の美しさ、悲哀をテーマにしています。

特殊能力を持つ女と、ぐうたら探偵のサスペンスコメディーです。

ギフテッド ：先天的に平均よりも顕著に高度な知的能力を持っている人のこと。 パンドラ ：ギリシャ神話に登場する女性で、神々によって作られ人類の災いとして地上に送り込まれた。人類…

※校正作業中のため、第1章のみ公開中。 【あらすじ】 大都会『LA』は神に見捨てられた街だ。 全ての天使は姿を消し、悪魔や魔物の蔓延により超常犯罪が溢れたLAは、一歩ずつ破滅…

極秘最新兵器！？　それを手中にした一部の人間の思惑や計画が、パンドラボックス系の罠で交錯し合うサスペンスドラマ。

自分が天才の文豪だと信じて疑わない男が、作家を目指すため、小説投稿サイトで書きあげた小説の評価が付くのを、今か今かとパソコンのモニターを血走った目で見つめ続ける男のお話。

少女が見つかる。呪いの村を襲った、燃えさかる炎の中で。 国家間の戦争が続く中、辺境に位置する小さな村カロンで大規模な山火事が起きた。奇跡的にたった一人生き残った少女、ネノフル。彼…

「俺」、泉下巡はしがないおっさんゾンビだ。俺の周りにはいかれた天才やら、癖の強い仲間たちやら、おかしな連中ばかりが集まってくる。今日も俺の店で、バンドで、街の片隅で、何かが起こる…

　常陸（ひたち）梅平（うめへい）は、気がつくと、拘束された状態で、リムジンの中にいた。運転席・助手席には、誰もいない。近くには、女子高生が一人、寝転んでいたが、彼女は、すでに死ん…

紹介文だけでもいい、私の話を聞いて欲しい。こんなところで伝えるのは気が引けるけど、この際しょうがない。 「私の名前はアイ。記憶障害を抱えてる高校三年生。もともとは何の障害も抱え…

普通の高校生夜崎夏芽は、ひょんなことから妖怪世界に迷い込み、人食い女に命を狙われているところを、妖怪と人間の相の子の青年、綺堂壱紀に助けられることから物語が始まる。その日を境に人…

――水崎識也は考える。人間の体の中で人の価値を最も示すものは何か、と。 死体観察を趣味とする識也はある日、噂を聞きつけて死体があるという廃ビルへと立ち入った。 そこから始まる不…

国が極秘で行なっていたのは異世界の召喚。 呪われた牢獄で死んだ数百人もの兵士の命と首。 死んでも死に切れない異世界で... ...-ただ鎧は彷徨い続ける

　物心ついた頃から僕の首には首輪が嵌められていた。 　それは希薄な存在だったが、歳を重ねる度に存在感が増し、ついには完全に実体化して銀の首輪になった。 「はじめは、自分だけが我…

九十九恭介事件録シリーズの番外編。 赤月村の事件から半年。 恭介たちはフリーのオカルトライターとして、日々を過ごしていた。 そんな時、懇意にしてもらってる出版社から取材の仕事が入…

　脳を体外で管理し、頭痛や肩こりから脳梗塞、脳死などに至るまで『有脳者』が抱える多くのリスクを解消するという『無脳者』となるための、保脳手術を勧める、政府管轄の保脳機関。 　政府…