デモニック・ジョン ‐LA魔人犯罪捜査録‐

作者 天野維人

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★★★ Excellent!!!

一見何の変哲もない大都市LAだが、悪魔が有象無象に自らの欲望を貪るため人間界に暗躍する。

FBI - LA支部に所属する捜査官のジョン・E・オルブライトは、
秘密組織エクスシアと関わりつつ悪魔や魔人を倒していく。
人々の平和を守る為に。

という設定だけでも刺さる上に、登場人物が一癖も二癖もあってイイ✨
やっと時間が取れそうなので、最新話まで読み進めます。

特にジョンとアネットのやり取りも好きですし、ジョンの小粋なジョークも好きです。あと仕事を丸投げする上司のサイモンさん。知識が豊富なマルコムさんもいい。

なにより知識量など読みながら勉強にさせていただいております。
描写も重厚で、謎解き、歴史、天使と悪魔、事件、といった情報に埋もれながら読むには良い作品。ぜひとも活字好きな方は読んで欲しい!

★★★ Excellent!!!

天使に見捨てられた大都会、LA。
都市の闇には悪魔がはびこり、人間の手に到底負えない超常犯罪の頻発によって街は破滅に向かおうとしていた。
そんな中、FBI捜査官ジョンは悪魔に対抗しうる「魔人」となる。彼は同じく魔を滅ぼす力をもった秘密組織エクスシアのエージェントたちと協力し、LAの人々を守るためデーモン・ハンターとして奔走する!

……という筋立てのダークヒーロー・アクション小説です。

実直な捜査官ジョンと「伴侶」のアネット、かわいらしい後輩のミシェル。
妖艶さと茶目っ気を併せ持つヴァージニアとその相棒テックス。
クールな狩人アダムと彼につき従う自動人形ミル、饒舌な魔犬テベリス……。
エージェントたちはいずれ劣らぬ個性派揃いで誰が主役を張ってもおかしくなく、実際に視点人物が切り替わる回もあって群像劇の様相を呈しています。
そんな彼ら、彼女らが繰り広げるテンポのよい会話劇が本作の魅力。洋画やアメリカンコミックに慣れ親しんだ方にはたまらない作風です。

★★★ Excellent!!!

外国を舞台とした外国人が主人公の小説は、まだまだ少ないのが現状ですが、この作品はそうしたニッチを占める小説の中ではトップクラスの出来栄えだと思います。

怒涛のストーリー展開。ウィットが効いた台詞回しやジョンの独白。まるで本当の海外の翻訳小説を読んでるような気分になります。

そういう小説を読みたい人にもオススメです!

★★★ Excellent!!!

天使の消えた街LAを舞台に、魔の力を宿した捜査官と街じゅうに蔓延る悪霊や魔人との戦いを描いた、ダークなヒロイックアクション作品です。

硬質かつユーモアを交えた語り口で綴られる物語は、まるでハリウッド映画を観ているかのようなスケール感。
それでいて、LAの裏の姿が描き出されるシーンや悪と対峙する迫力のバトルは、厨二心を絶妙にくすぐるセリフやシチュエーションがこれでもかと言うほど盛り込まれ、否が応でも胸が滾ります。

特に、主人公のジョンが秘められた力を解放して真の姿へと変貌を遂げるシーンでは、あまりの格好良さにアドレナリン噴出してテンションぶち抜けました。ヒーローもののロマンは変身シーンにあり。

また、魔の力を借りることに対する葛藤や、例え犯人であっても救える命を救いたいという信念に、ジョンの正義のヒーローたる悲哀を垣間見ます。

個性的な登場人物、王道ながらも重厚な描写によって積み重ねられていく圧倒的な展開。あなたもきっと虜になること間違いなし!

★★★ Excellent!!!

やや皮肉屋で巻き込まれ型主人公のジョンさんが、連邦捜査局、超常事件捜査課の捜査官として、超常事件に挑む物語です。
神に見捨てられた大都会LA(天使が消えた街)を舞台に、彼を背の君と呼ぶアネットさんや丸投げ上司のサイモンさん、知識にしか興味がないマルコムさんという個性豊かな登場人物が脇をかため、さまざまな悪魔やそれをやどした魔人たちが引き起こした犯罪との戦いが、硬質な筆致でえがかれていました。

人々を守るという決意のもと、事件の加害者すら救おうとして、事件を解決しても、より正しい選択があったのではないかと問い続けるジョンさんの真摯な行動が、とても魅力的でした。
信念のもとに困難と戦いつづける主人公がお好きな方におすすめしたい作品です。

魔女狩り事件を解決した超常事件捜査課は、かわいらしいバディ、ミシェルさんをむかえました。続なる事件と、それに立ち向かう彼らの活躍を拝読するのがたのしみです。

★★★ Excellent!!!

とにかくひたすらカッコいい——それに尽きる作品です。LAのリアルさと魔人のフェイクさがいい塩梅で描かれていて、スクロールさせる手を止めさせません。
その上、ノワールなワードにハードボイルドなセンテンス……世界が綺麗に、そして華麗に構築されています。

このセンス、羨ましいぃ!!