「ふたりなら」を含む小説

高校生の名璃子は学校帰りに寄ったいつもの公園で、突然、不思議な現象に襲われる。 ひどい耳鳴りに目を閉じると、誰かが自分の名を呼んだ。そこにはほとんど交流のない同級生、湖西の姿があ…

紗綾子（さやこ）は同僚と野球観戦に行くことを、同居人の理央（りお）に伝える。 理央は観戦先の野球場のビールの売り子なのである。 当日、野球観戦に来た紗綾子は、早速暑さで後悔するの…

　バスの中で、そろそろ髪形を変えようと考えていたバックパッカーの老人「坂春」。 　彼と共に旅をする、変異体と呼ばれる化け物の少女「タビアゲハ」は、顔を覆い被さるほど髪が伸びていた…

同僚にミスを押しつけられ、上司から叱責を受けたハシモトは、募らせた鬱憤を爆発させ、会社をとび出し――気付けばフクイ県にまで来てしまっていた。 悔悟の念に苛まれるハシモトだったが、…

僕と君の普段は面白おかしい 淡々とススム毎日はどこにでもある唄

お題。 登場人物男子三人。 制限文字数1000。 そのルールだけで話を考えました。 天才とおバカが紙一重な伊達。 質実剛健、文武両道、冷静沈着の上杉。 そのふたりに振り回…

「俺」は入社直後のやらかしで、屋上のプレハブ小屋に異動させられた。 そこで待っていたのは小汚いオッサンだった。オッサンとふたりきりの部署は特に何をするわけでもない。ただひとつ、社…

真白小学校６年B組、真白懐人（ましろかいと）。 ゲームクラブの副部長であるこの少年は、同クラブの部長である幼なじみ、須佐美桜花（すさみおうか）のクラブ活動における横暴を止めようと…

何気ない、日々の中でのふたりの会話

中学一年生の将斗は、幼なじみの拓也が合唱を始めたことを知る。

『千咲と早苗』その２です。 幼馴染である千咲と早苗、ふたりの何気ないお話。 短編です。

革命軍の進攻により王宮を追われた王女フィアス。その手を引く後宮警備隊長カノンとは幼馴染だった。親密な愛情で結ばれているふたり、だが少女たちを救出しに来た隣国の特殊部隊その実は懲罰…

２話完結の短編です。 天の川を見ようと、竹林を訪れたふたりのバックパッカー。 そのふたりはひょんなことから、化け物をある場所に連れて行くことになる。 その道中で小川を渡る３人が…

たいくつな送別会の最中にふたりきりになった一瞬、塩原くんが言ったひと言で、わたしたちの未来がほんのすこしだけ軌道修正された。でも、なにが起きるわけでもない。さえないわたし。さえな…

「僕」と「君」がふたりでアイリッシュコーヒーを飲む話。 「人生の中で君と過ごしたこの時間が最高だと言えるよ。何の衒いも無くね」 　　　　　――円居挽『丸太町ルヴォワール』 O…

好きなのは、わたしだけ。 家に帰れば今日も、愛のない許嫁さまがわたしを待っている——。 時は大正、横浜は元町。 没落華族令嬢、花菱琴子は成金族である片桐水哉の許嫁として港町に…

異象　い‐しょう 不思議な現象。奇妙な現象。 アホな大学生二人が不思議なことに出会ったり変な世界に行ったりするよ。