概要
子どもの頃のふたりの思い出を、あなたにだけは話せない
使用人の母と貴族の屋敷で働く四歳の少女アネイシアは、当主の嫡子である十歳の少年ディトラスと親しくなり、親交を深めるようになる。
ところが三年目の夏、忌まわしい事件がおこり彼女は母親ともども屋敷を追いだされた。
それから十年の時が過ぎ、貴族の父にひきとられたアネイシアは、伯爵家の娘として嫁ぐよう命じられる。
結婚式当日、初めて目にした夫があのディトラスだと気づき驚くアネイシア。
しかし彼女は、自分が遠い日の思い出の少女だと告げられなかった――。
ところが三年目の夏、忌まわしい事件がおこり彼女は母親ともども屋敷を追いだされた。
それから十年の時が過ぎ、貴族の父にひきとられたアネイシアは、伯爵家の娘として嫁ぐよう命じられる。
結婚式当日、初めて目にした夫があのディトラスだと気づき驚くアネイシア。
しかし彼女は、自分が遠い日の思い出の少女だと告げられなかった――。