「終わらなかった」を含む小説

　一人の男が世界を変えた。男は刀一本手携えて、弾丸の嵐を突っ切り、戦闘機をも切り伏せて、一人で世界と戦い戦争を終わらせた。その英雄の名は北上　白夜＿原初の能力者。 　そして、世界…

また恋人が死んだ。つきあった男が死んでしまう恋多き女の前に魔女が現れ、鏡を見せられた。学生時代の親友からの電話で、不幸を呼ぶ女は自らの恐ろしさに愕然！ ラストは鏡が女と死の連鎖の…

夏になると、店先に貼られる「冷やし中華はじめました」の文字に 季節を感じ、風情を感じ、そして……深淵を感じる。 「冷やし中華終わりました」の文字は、ついぞ見かけたことがない。 …

烏乃書店はオカルト系の本を取り扱う古本屋。民俗学からホラー小説、怪談に都心伝説やスピリチュアルまで。人の想像力が生み出した奇なるもの、怪なるものなら何でも取り扱う。店主である沙也…

※毎月1日に更新!　★のついている話に挿絵あり。 アルバルス暦685年。 ある雨のあがった早朝に、大通りで一人の旅人の女が倒れていた。 孤児の少年――ジンは彼女を助け、お礼に教…

「俺たちが異世界に憧れを抱くなら、向こうの人間もこちらの世界に憧れを抱いてるんじゃない？ほら、深淵を覗く時深淵もこちらをのぞいているっていうじゃん。」 私たちが普段憧れている異…

魔力神秘が世界に露見してから15年━━━ 日本魔術学園に所属し、日々魔術の研究を行っている青年、椎名黎（しいなれい）は、ある日、穏やかに頬を撫でる学園の恵風と、蒼く鮮やかに迸った…

愛美の好きだった人は姉と結婚。【選ばれない人間】の愛美は恋愛に臆病になっていた。 自分は選ばれない側の人間。それを知った時、「俺と恋をしよう」と現れた男は…？

悪魔に育ての親が殺され、大好きな人が悪魔に連れ去られ行方不明に。 悪魔を憎み目覚めた朝、神の悪戯か玄魔は悪魔となっていた。 「俺誰なの？どうすればいいの…」 「貴方まるでアー…

嘘でも私の事、愛してね。 付き合って半年が過ぎたけど、一向に彼氏からの愛を感じられない…信じられなくなった亜美。 好きと言われても、手を繋がれても… ドキドキするのに、好きなの…

天涯孤独のエマを、終焉の間際に拾ったのは、儚い魅力を持つ男リョウ。 ──『飽きるまでここに居ればいい』 ずっと一緒に居てくれるって、仮初の楽園で淡い夢を抱き続けていた、17歳のエ…

６つの世界の神が、災害に対処するため、夢の世界で権能を現世の子に与え、これに対処してきた。 平凡な人生を送る、間宮　翔平も、夢の中で神様の代理人に選ばれた一人だ。 そして彼は、…

　広い花畑、大きな虹、昼と夜が同時に存在する空。 　そんな世界に、君は再び遊びに来た。 　この場所が妖精の国。 　化け猫もユニコーンも天使だって身を休める。 　この国では、季節も…

タイトル通りの内容です。 このエッセイは筆者がプロデビューした時、初めて完結となります。 完結させたいです（切実）

　世界の中心に謎めいた光の柱が立った。光は星から記憶を吸い上げているらしい。このままでは、世界は失わていくだろう。 　時空間はごちゃ混ぜになり、古の魔王ラグナドと悪逆皇帝ナクティ…

黒い汗や涙が出る変わった体質の私は、生きづらさを感じていた。ある日、空から大量の雨が降り注ぎ、あたりは水没。この世の終わりと思わずにはいられない今を生きながら、私は「このまま世界…

折角の夏休みだっていうのに、何もせずどこにも行かず。 かと言って、夏休みの宿題を終わらせる訳でもない。 夏休み最終日溜まりに溜まった宿題から目を背け、家を出て明日からまた通いだす…