概要
怪異が視えない彼女の退魔録
烏乃書店はオカルト系の本を取り扱う古本屋。民俗学からホラー小説、怪談に都心伝説やスピリチュアルまで。人の想像力が生み出した奇なるもの、怪なるものなら何でも取り扱う。店主である沙也加は業務中にも赤冶に怪談を振ってくる。……のだが、それは単なる怪談では終わらない。
「というわけで、件の体験者さんがこれから来店されます」
「……なんで?」
「なんでも何も、退魔のご依頼ですよ」
なぜなら彼女は古書店主であり退魔師なのだから。
「というわけで、件の体験者さんがこれから来店されます」
「……なんで?」
「なんでも何も、退魔のご依頼ですよ」
なぜなら彼女は古書店主であり退魔師なのだから。