レビューを開くと「期待している点をお書きください」と記載がある。
　その文言で最初に思い浮かぶのが『続きを期待している』という言葉。
　最後まで読みきってしまった読者は大抵が深く頷いてしまうだろう。

　戦闘ばかりのストーリーというのは私は苦手だ。
　強い敵を倒せばまた更なる強い敵が出てくるのは必定。でなければ戦う意味すら不毛になるからだ。
　だがこの作品はそこを退屈させない。
　ダンジョンで次々と出会う魔物はそれぞれに違う特性で彼らを窮地に陥れる。
　純粋な強さではないその存在に、どんな局面でも対応する彼らを応援したくなる。
　個人的には宝石を用いた魔法の格好良さにワクワクした。

　他にも特筆したい点は多いが……
　一番に言うならやはり『続きが読みたい』だろう。

作者様にお願いです。続きを書いていただけないでしょうか。大変身勝手なお願いですみません。私はこの作品の続きがないと、何も手につかないんです。このままだと禁断症状で死んでしまいます。重ね重ね身勝手なお願いですみません。何卒、お願い致します。

まずはじめに。
読み始めたら最期、最低一週間くらいは寝不足に悩まされるかもしれません。

が、大丈夫です。
そんなものは、この物語の面白さの前ではささいな問題ですから。

内容は、いわゆるダンジョン経営もの……に分類されるのかな？

あまり好きな言い方ではないですが、いわゆる「なろう系」などのライトなweb小説に食傷気味で、重厚な人間ドラマやビターなエンド（最終的にはハッピーエンドですが）を求めている方にはズドンと刺さると思います。

超オススメです。

ダンジョンレベル17まで辿り着いたあなたは、富と栄誉を求める宝石の丘への冒険から目が離せなります。
そして、クレストフの旅路の果てを見届けずにはいられないでしょう。

そして最新話まで読み終わったら、☆☆☆を押すだけでは足りないとレビューを書き込んでしまうことでしょう。
そう、今の私のようにね。

文章がネット小説とは思えない位しっかりしていて読みやすく、話自体も基本的に面白いが、洞窟がダンジョンとして認識されていく迄の過程に、無理矢理感を感じなくもない。

まぁ、多少は仕方ないと思うのですが、個人的には気になってしまいました。

それでも、読み進めようと思える程には面白いです。

最近読みはじめ、夢中で宝石の丘 到達まで読み、若干の脱力感を感じました。
すごい。
ビーチェが登場しなくなり、非常に残念、 少し作者を恨みましたが、先を見たなかなかの重厚感。
すごい。
長編ものなので、頑張って読みます。
立派な大作に感動し、感謝致します。

このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む（700文字）

現在、その後の続編を執筆されています。

テンプレではない骨太のファンタジー、みんなもっと読んで作品も評価されてほしいな。

軽妙なギャグから始まり、ダンジョン経営モノかと思いきや展開はどんどん重たくなっていきます。しかし重厚なドラマに、緻密な設定と世界観、個性豊かな登場人物たちのおかげで凄く引き込まれました。
本格ファンタジーを読みたい方におすすめです。
“その後”のクレストフからも目が離せません。

しっかりとした設定と魅力的な登場人物たち。それらが合わさって面白くないわけがない。さあ、あなたも早く読みましょう。