「残す」を含む小説

自分の誕生月の季節である秋をモチーフにした俳句作品です。 秋の儚さや切なさをどうぞお楽しみください。

これは、中世に実在したと言われるウィピング・ボーイを元にした物語。 ■登場人物 少年……母を想う、貧しいけれど健気な男の子。とても苛酷な使命を背負っている。 ツンデレラ……小さ…

　肉眼では見えない『チップ』が脳内に埋め込まれている―― 　新生児から始まり、大人も装着を義務付けられたチップで管理された社会。 　未装着は、残すところ老い先短い高齢者だけとなっ…

　生まれながらの許嫁である王子を異世界から来た黒髪の聖女に奪われた上、大聖堂の真ん中で婚約破棄を言い渡されてしまった、ダールグレン公爵令嬢アシェラ。 　王子と聖女が周囲の戸惑いに…

『ベルセルク』リスペクト（妖精、魔女、宗教、剣士）の英雄成長物語。 吟遊詩人である彼女にとって、心から愛せる男性は、詩の題材として相応しい英雄だけらしい。そんな彼女が俺にくれた…

　豊臣秀吉の治世の下に桃山文化が花開き、民は一時の快楽に酔い痴れるが、覇者の生が終わりを告げると、世は戦乱に向かって再び動き出す。石田三成と徳川家康、さらには奥州の伊達政宗、九州…

建築で巨万の富をなした男に死が迫っていた。彼の三人の子は少しでも多く資産を受け取ろうと、床に伏せる父の前で各々の主張を繰り広げる。だがそれらに対して男が意見を述べる直前になって具…

完結しました。お読みいただいたみなさん、ありがとうございました。 ◇◇◇◇◇ 放蕩姫として悪名高いとある王国の王女は、今宵も快楽を貪り嬌声をあげる。それをクローゼットの中から息を…

戦う力を持たない青年ルミー・エンゼは、冒険を生業とする人々を助ける“支援者”として過ごしていた。 開拓者支援店【アメトランプ】を構えて、馴染みの客を見送る毎日。 そんな中、半ば無…

　常に月が浮かぶ夜の街。その何処かで、今、一つの影が森に入ろうとしていた。その影が目指していたのは久しい友人のミラの家。これで影が、二つになった。 　夜を動くものとして欠かせない…

地上を灰で埋め尽くす大戦の後、多くの人類は肉体を捨て電脳の世界へと移り住むことになった。電脳の外では数百人の管理人いたが、いつしか二人を残すのみとなっていた。ある日、相方の伊吹が…

※ご挨拶※ はじめまして、釣鐘みちといいます。 カクヨムへの投稿は初+台本を書くのは不慣れの小さき者です。 見つけてくれてありがとう。 黒猫さま(@Kuro_0727)との合作…

「貴様とはもはや親子でもなんでもない。一週間以内に出ていけ、この恥さらしが」 　ラインツ伯爵家の四男として生を受けたシズク・ラインツは、１５歳の誕生日に無能だからと家を追放さ…

　『魔法国』ヴァルファリラにある魔法学園、デルスメイア高等学校に通う17歳の少女エリス・ストレイブは、スポーツ万能、成績優秀、さらには、芸事、音楽、武芸、あらゆる方面で華々しい功…

愛とはなんだろうか。 与えられるもの？ 求めるもの？ 作り出すもの？ 愛とはなんだろうか。 それは、求め、貰い、そして作りあげる“魔物”である。 一度目にすれば魅了され、…

生贄として異世界に召喚されたアイカは、自分を食べようと妖獣を口八丁で村へと差し向けた。妖獣を利用して召喚した村を滅ぼし復讐を果たしたアイカは、知り合った剣士とともに逃げ延びた召…

　三年一組担任・新藤百合絵が勤める琴天坂中学校では、日本の少子化を打破するべく、たくさんのカップルを作り、そして子供を残すべく恋愛実習活動、通称「愛活」を行っている。 　三学期と…

若くして儚く逝った玉菊をしのんで、吉原の妓楼では軒ごとに美しい灯籠を吊るした。それが明治の世まで吉原名物の灯となった「玉菊灯籠」である。

「さあ、ポインセチア。 　いつものように、お前の大好きな昔話をしてあげよう。 　赤い満月の夜に行われる、魔法師のための祭典。 　そのはじまりの物語を」　 　赤い月が笑う夜。 　…

日々のつぶやき