「恋 文学」を含む小説

35歳の若さで恋人の女性と心中した香子。 姪の瑠衣は香子が亡くなる直前に、彼女から膨大な長さの手紙を受け取っていた。 「18歳になったら読んでね」 その手紙には、女性しか愛すこと…

不思議の国でのアリスと、トランプ兵の純愛ものです。ちょっとSFちっくです。

妻を亡くした初老の会社員謙介は、交際クラブで一人の女性と出会う。彼女は地下アイドルグループのメンバーで、息子のヒロトの推しでもあった。 ジャンル的にはラブコメの要素はありますが、…

「叶えたい夢.....かぁ。」 私は後ろにある月まで体を仰け反らせて伸びをする。 そして、その月の横にあるちっちゃくて、それでいて真っ赤な星と目を合わせた。 「昔一つあったよ。今…

仕事を休んだ日、外から聞こえてきたのは『おっさん！！　』『おっさん！！　』若者の怒鳴る声だった。ベランダに出て下を見ると、そのおっさんと目が合った。その瞬間から私はきっと彼の味方…

私に恋をした少年はいつの間にか小説家になっていた。 すべてを知らなくてもいい、すべてを聞かなくてもいい、あなたが持って帰ってくる鯛焼きぐらいのぬくもりで。

『此処』は、【私】が書く日記の世界。 　主人公の【私】は、ある日、同じクラスの男の子に話しかけられる。 　そして、彼と話すだけの関係が続くある日、【私】は、彼に何かの面影を見る。…

ウーちゃんは、男の人たちにサギをはたらいている。結婚サギだ。でも私にはいつも誠実なフリをする。私は名前だって源氏名しか知らないのに―― 同居人のウーちゃんに恋をしてしまった女の…

　恋をしたことがない女子高生ーー有馬詩乃。彼女はある日、同級生の三国海斗と知り合い交流を深めていくに連れて様々な人と出会っていく。そして、彼女は恋を知るのだがーー。 　初めて…

　年に二回村にやってくる見世物小屋。村娘の月子は、そこで美しい姉弟と出会う。二人は「海からやってきた」男を父に持つと言うのだが―― 　昭和初期の激動の時代を舞台に、少女の不思議…

主人公の私は、学校の入学式で先生と目が合い、しばらく見つめ合う。その時から、先生に恋心を抱くようになる。 自分でも気付かない寂しさから、どんどん先生を好きになってしまう私。 …

　君の記憶が失われていく度に、僕の鼓動は少しずつ聴こえなくなる。 　僕が死んでも君は忘れる。 　僕が万が一にでもこの世界から消えたとしても、君は僕のことを知らないまま世界を生きて…

（更新未定） 現代日本/学生の私が彼に向ける感情について考察する

地味な中学生の花那の趣味は詩を書く事。 密かに投稿サイトに「スイートアメジスト」の名で詩を投稿している。 そこでいつもコメントをくれる一人のファンが花那（スイートアメジスト）の心…

それは湿っぽくて、むせるような、ねっとりとした熱い夏の夜のこと。

彼氏がいる天音(あまね)は、酔っ払った勢いでずっと好きだった後輩への想いを口走ってしまう。後輩にも彼女がいたが、実はずっと相思相愛だったことを二人は知った。お互い、恋人を大切にし…

高校三年のわたし「恋」－－（れん）と、クラスメイトでいつも一緒にいる「可絵」（かえ）。 可愛くて、バイトもこなして、自由奔放な可絵がわたしは眩しい。 進路が迫った高校三年の夏…

まだ東京オリンピックが開催される前、コロナ禍のとある海辺の町。見捨てられたメリーゴーランド。名前のない鳥。廃墟の寄宿舎学校。あなたの……死体。 以前、『まだあげ初めし前髪の』と…

眠れない夜。 理由はわかっている。 悪意を持った言葉から心と身体を壊されないように── クロノヒョウさんの企画に参加 アンコール企画　第1回～第5回 https://kak…

吉屋咲希（よしやさき）は、わけあって文学少女に恋焦がれ、自身もそうありたいと夢見る高校一年生。梅雨入り直後の放課後、咲希が図書室の静謐に酔いしれていると、同級生でバスケ部の宮沢円…