ぽえ☆らぶ!~詩を書く事が趣味の地味で目立たない私をイケメン歌い手の彼が溺愛してきます☆そして彼が神と崇める詩書きは実は私なの!?~
戸森鈴子(とらんぽりんまる)
第1話 私の趣味は詩を書くこと!と学校の人気者
中学校のお昼休み。
私のクラス二年二組は元気でおしゃれな子が多い。
みんなワイワイ、洋服やメイクの話で盛り上がっている。
クラス替えがあってすぐだけど、楽しそうで何よりです。
私は教室のすみっこでお気に入りのメモ帳に書き書き……。
『 ただこの美しい時間だけ
静かに流れて
どこかの綺麗な浜辺に
辿り着けたらいいのに』
あ、いい感じに浮かんできた。
今日は完成することができそう!
私の趣味は……詩を書くこと。
暗いよね、わかってる。
でも今はこの創作に夢中なの。
帰ったらお父さんのパソコンから投稿サイトにアップしよう。
今日もまたコメントもらえるかな?
「きゃーりんどー君!!」
ドキッ!
突然の叫び声にびっくりした。
廊下で女の子達の盛り上がる声が響く。
「りんどー君ぅ~ん! 歌ってー!」
あ、やっぱりそうだ。
ファンサービスで歌ってる綺麗な歌声が聴こえた。
竜胆君は双子で作詞作曲を手掛けて、歌まで歌っちゃうイケメン君。
元々すごい人気者だったのに、最近は双子の歌動画世間でがバズりまくってる、らしい。
私は動画配信は見ないから、よく知らない。
私には縁のない世界……人です。
そんな学校の有名人より、私には心の支えになっている人がいるのです。
さぁ詩を完成させなくちゃ!
今日の夜が楽しみ!
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