「墓」を含む小説

「墓は家であり盾だ。それがなければ、幽霊としての寿命は短いだろうな」

横溝正史、一冊も読んだことないです

失敗ばかりの人生でした。 いや、生きてるからまっ、いいか。 後悔ばかりの人生です。 今から挽回すればいいか。 やっちまった人生でした。 秘密は墓場まで持ってけばいいか！ け…

1960年。地震、洪水、雷。これらと並ぶ、新しい7番目の災害「墓洞」が見つかった。空間にブラックホールが現れ、人・建物・土地を吸い込んでいく。これを解決するため、人の手で穴を塞ぐ…

　翌日、彼の遺体が自分の部下の墓のある墓地から少し離れた場所で発見された。 　やはりこうなったか、そう思っておれは目を閉じた。 　そして、もしも死後の世界があるというのならせめて…

相続を放棄するつもりだったおれに、兄は嘘をついた。

マンションの一室だったり夜のファミレスだったり公園だったりするとアレみたいなんですが。 舞台は墓地。月の裏側を追いだされ地上に流れ着いた二人と一匹の精霊たちがいろいろ会話をする…

バディーが失った警察官の男。彼は土砂降りの墓地でバディーの墓標を前にただ立ち尽くす。

たまにホラー短編を書くのですが、まとめた方がいい気がして。 私が消え去る前に、昔話も書いておきたいのです。 昔話が多くなりがちですが、創作の方も気長に待っていてくださいませ。 …

谷原真嗣（やはらしんじ）は、司法修習生の同期で親友であり密かな恋心を持つ棗藤次（なつめとうじ）と暮らす同性愛者でバツイチの弁護士。 ある日真嗣の元に、1人の男性が離婚をしたいとや…

おそらくは、昭和20年代前半、東北は仙台近郊の寒村にて。 復員兵の「俺」は、満州から故郷に帰還した。 菊の花を手向けに向かったのは、妻である薫の墓だった。 しかし、そこには先客が…

とにかく神様に嫌われてきた人間と、そんな奴をはじめて助けてくれた名探偵の話。恋と殺人と信仰と。

大人になったからこそ自分には正直に。 食べたいものを食べ、飲みたいものを飲む。そんな日も大切です。 「調子に乗っていたら思いも寄らないオチが付いたけど、まぁそういうこともあるか…

この話における語り手である雄二は元の世界では富豪の跡取り息子だった。 だが厳しい教育に対して何ら成果を出せず高校生になる頃には両親から見放されていた。 学校にも居場所はなく、安心…

恋人が大事な話があると言う。

　人魔大戦にて雌雄を決す戦いを制した人類の英雄たる勇者パーティがあった。その内、最強の剣士と謳われたのが黒騎士レインス。眉目秀麗な彼は孤高を貫く武人と称され、その多彩な技能から様…

国や時代をかける蒸気機関車、通称 "無番汽車" 。 今回の停車地は、古代エジプト！ 調査の為に その地へ降り立った汽車の料理長、ソジュンだったが、一度死んだのに、妖精として蘇っ…

全くのゼロベースから三国志にハマり、奇妙な縁から中国の聖地巡りへ赴くことに。 現地で見る推し武将の墓にときめき、廟に祈る。 中国の文化や人との出会いで価値観や人生観が変わった。 …