「#和風」を含む小説

気が付いたら山に居た夕菜。猫と共にたどり着いた里で、言葉が通じなくて戸惑う夕菜に、ある能力が目覚める。人々の周りに漂う霊魂？ を実体化出来たのだ。魔獣を生み出し、周りの人に助け…

長期休暇を利用して、リフレッシュのために京都旅行にやってきた明子は、一軒のバーでへんてこな仮面をつけた奇人と出会った。奇人はぷかぷかと煙草を吐き出し、明子に京都案内をしてくれ…

私が小学五年生のころです。限界集落と言うのでしょうか、山中の村落に住んでおりました。 その年は梅雨に入ってから豪雨がずっとずっと止まず、村は土砂崩れの危機に瀕していました。 唯一…

　この水滴は雨粒なのだろう。晴れているのに降ってくる。天気雨だ。 　藤の花房が、風にゆらぐ。ゆらめく花の落とす影が、地で踊る。藤棚を透かし、絡み這う蔦葉をすり抜けた陽が、まばゆく…

家族を殺された緋神小白は先輩である雲龍社に恋心を抱いていた。 一方で神社の宮司をしている社は自分は呪われていると訴える後輩、阿澄翔子の相談に乗っていた。 そんな社を知る刑事の綾辻…

人でないけれど人に近いもの。 生死を持たず、病も持たず、領分の異なる者達が結ぶ縁の瞬間。 少し奇怪で不可思議な異類交流短編集。

相模弥凪《さがみやなぎ》は、少し変わった名前というだけの、花が好きな男子高校生。姉の雛《ひな》と一緒に売れない花屋を営みながら、幼馴染の御風詩織《みかぜしおり》を入れた三人で平凡…

女子高生が付喪神たちと一緒に戦うお話。 青葉桜は高校進学を機に自分の内気な性格を直そうと考えていた。 そんなあるとき桜の周りでふしぎなできごとが．．．？ それを皮切りに桜の運命…

一颯愛莉は小さな町に住むちょっと好奇心旺盛な高校生。 ある日、この小さな町で連続殺人事件が起きる。 それを解決しようと奮闘する愛莉とそれに振り回される少年市瀬久狼。 しかし、事件…

――大人になって気づく。自分はいつも、大人の知らぬ逢魔が時を歩んでいたんだと。 大人になる前の、ほんの数日の、在りし日の熱病の様な、少年少女の短い物語。 熱に伏す”私”は、枕元…

※こちらは、本編である「緋姫　～天羽月舟伝～」を読んでから読むことを強くおすすめします。 https://kakuyomu.jp/works/117735405488657521…

忍の里で暮らす桜子は、郡司を務める父(秋津彦)が縁談を薦めるのに悩んでいた。相談しようと社を訪れると、祖母(清乃)に「水神の剣」について知らされる。一方、皇に仕える隠密「月読」は…

小さなこの国を、北へ南へ、東へ西へ、旅を続ける二人連れがいた。片や、優れた才を持ちながらもどこにも寄る辺を持たない人間の術者、空彦。片や、幼い子供のような気性のままの炎の妖、火華…

時は大正、所は帝都銀座。ある夏の終わり、一人の美少女が田舎から上京してきました。彼女の名前は笑美恵美子（えみ　えみこ）。 何だかいつもオホホホと笑っていそうな名前ですが、この乙…

第２回ビーズログ小説大賞現代部門特別賞受賞作。 『まほろばの鳥居をくぐる者は』と改稿改題してＫＡＤＯＫＡＷＡ様より書籍化！ 神社の娘・宮子の初めての友達は、幽霊だった。 幽霊の…

★和風喫茶《わら人形》今日も私はそこへと足を運ぶ。扉に手を伸ばせば聞こえる、少女たちの談笑。紅い彼女の瞳と目が合う。 ☆僕は彼女が好きだ。でもそんなこと言うつもりはなかった。た…

　西の武家と東の公家。三年に及ぶ戦いの和睦の証として、両陣営は血縁を結ぶことを決める。 　白羽の矢が立ったのは武家最強の娘・雲雀。その武力で家督を継ぐ気だった行き遅れは、突然の東…

ある日突然、特別な存在の妖になってしまった私、三好陽菜。 ヒトとして生きていけないことを知り、仕方なく妖世界へと向かうのだが、私の存在は絶対的なものらしい。だから、私を慕ってくれ…

主人公の岸 かなたは、１７才高校２年生、転校先のはじめての場所にて、毎朝の日課のランニング、たまたま見かけた赤い瞳の彼女に惹かれはじめ、同じ時を繰り返すことになる。。。。 主人…

陰陽学園に二週間前に転校してきた白河紅生は部活選びに悩んでいた。そこで、陰陽研究部という部活に見学に行ってみたが...... 白河紅生...主人公、陰陽学園に転校してき…