「美術」を含む小説

ぼくの友人に古美術商を営んでいる古井さんという強面がいる。二十らしいが見た目と反してそうは見えない。ふとしたことをきっかけで古井さんのお店を手伝うことになった。ホラーのようでオカ…

　「なんでこんなことに！」 　土曜日の午前、町の会議に出るために美術の授業を欠席した大築悠海（おおつきゆみ）は、その日じゅうに絵を仕上げるように言われ、初夏の昼も薄暗い小さい渓谷…

　まだLGBTや男の娘という単語すらなかった1980年代初頭に成長途中の身体が女性化して「性分化疾患」と診断された著者の回想録。島崎瑛斗は、美術教師で画家だった長谷部響子の油絵モ…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト応募作。 はじめまして、猫山春花（ねこやま　はるか）と申します。 今年から中学生になったんだけど、実はとっても大変なことが起こってしまっ…

　網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去５年間で１００点を取ったことも運動会で１等を取ったこともない。もちろん習字や…

『ぜんぶ、逢坂を振り向かせたくてやってる』─── 同級生と演じることになったキスシーンをきっかけに、甘くてピュアな恋心が動きだす。 そのはじまりの、物語。 続編はこちらから⇒ …

　大人気イラストレーター、所謂『神絵師』を目指す高校生1年生のコハルはSNSで描いたイラストを投稿するも、反応は芳しくない。 　 　ある日、コハルと同じく美術部の同級生、『神絵…

タイトル【異世界転移アプリ】 「児童向けファンタジー小説（異世界転移）」応募作品です。 不思議なゲームアプリを利用した少年少女達は次々と行方不明になる。 友人を助けようと、一…

美術部である堀河歩(あゆむ)はいつもより耽って絵を描いていたらいつの間にか陽が落ちていた。急いで帰路に着くと突然雨が降り始め傘も持っていなかったため雨が落ち着くまて近くの公園で雨…

ある日家族からある場所に連れて行かれた青年はとても美しい外観の美術館の様な所に連れて行かれる。

【短編あらすじ】 　篠花学園に入学した新中学一年生の王番地光。しかし、そこには光を溺愛している九人の兄s'が急遽教員として赴任。しかも、九教科全てを担当するとのこと。せっかく恋も…

『カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト』 「児童向けファンタジー小説（異世界転移）」部門応募作品。 主人公は西暦2182年生まれの14歳。 現代よりもちょっと未来。 ちょっ…

2021年3月、俺は受験に失敗した。化学専攻の大学からは軒並み不合格通知を貰い、浪人生活は否応なく決定した。 AIの開発が劇的に発展した現代。人の手によって創られたものは圧倒的…

　中学時代、サイトに小説を上げていた蒼汰は、罵詈雑言を投げつけられて一度筆を折った。そうして月日が経ち、高校生になって夏目荘で同じ学生と共同生活を送っていくことに。そこには同級生…

　「僕」がその昔、高校の美術講師を勤めたときのお話。授業内容で僕に抗議をしてきたその女子生徒の名はカホンさん。カホンさんと僕は自分の大切なものを巡って、心の交流を深めていきます。…

「この墨染が薄まることはない。私は貴女の死を永久に悼むのだから」 ※「小説家になろう」にも投稿

人見知りの油絵の画家、汐留しのぶ。美術展のキュレーター、芹川妃佳里。人生で初めての海外個展を開催するため、二人はフランスのボルドーにやってきた。そこに出会ったのは、8歳の少年、ル…

3年間、片想いをしていた相手に振られた美術部の『私』は、その足で美術室に向かう。

※注意！　そこそこ残酷で、結構気持ち悪い内容です。 　耐性がある人や、ホラー大好きな人以外はオススメできません。 僕はいつも夜の学校に忍び込んでいる。 美術室に向かい、君に会う…

　卒業式の日、私は黒板に書かれた『卒業おめでとう』の文字を見て回想する。 　美術部の厳しい伝統のこと、辛かった思い出のこと、そして優しかったセンパイのことを。