「忘れる」を含む小説

鬼の少年・流（りゅう）は常に他の鬼に殺されそうになりながら戦って生きのびてきた。流は10歳くらいの子供の鬼だった。 親はおらず、ずっと一人だった。流の腕には文字が書かれている。 …

第2回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト応募作品です。 ※中間選考に残りました。 設定 見習い忍者クルミ。 そこそこできる子なのだが、『真面目』に一歩届かない性格のため残念…

策謀の陰舞い踊る、宵闇の帝都。 最高級の知識人である『学術師』の二つ名をもつ青年・レオンハルト・フォーゲルは、その陰謀の只中に巻き込まれ、かつて友と呼んだ男・ヒュウガ・アマギによ…

夏の日、僕の部屋に現れたのは、『加納沙詠の死体』だった。 夏休みのほんの数日、まるで真夜中の火事のように、誰にも気付かれずに燃え尽きたものは何だったのだろう。ただ、彼は覚えてい…

言った方は忘れる。 でも、言われた方は覚えている。ずっと。

私セイシェル・メルハーフェンは、 あこがれていたルパート・プレトリア伯爵令息と婚約できて幸せだった。 ルパート様も私に歩み寄ろうとして下さっている。 けれど私は聞いてしまった。…

　大学生の彩理は、初めてできた彼氏に突然ふられてしまう。理不尽なふられ方をした彩理だったが、どうしても彼氏のことを忘れることができず、友人に相談するのだが――。

【完結保証】 　俺の学校には1人の女子生徒がいる。 　学園一の美少女などと呼ばれる、ラブコメのヒロインみたいな少女。 　日本人形の様に清楚で美しく、それでいて何処か儚く感じる少…

これは、何気ない日常。あなたが見ている夢は、本当に夢なのか。あなたも例外ではないかもしれません。

田舎の村、鳥居村。夏には家にお面を飾る風習があったが、田村家だけがそれを忘れてしまう。家に不気味な出来事が次々と起こり、家族は恐怖に襲われる。忘れたお面の呪いに取り憑かれたかのよ…

　烏野硝子（からすの・しょうこ）と晶（あきら）は幼馴染。 　小学生の頃は硝子が何かといじめられがちな晶の世話を焼いていたが、中学生になってからはその関係も変質した。晶が逞しくなっ…

千紗は、３１歳のキャリアウーマン。 しかし、仕事が上手くいかない。 そんな時、会社の社長から、ある人物の世話をしばらく頼まれる。

1945年8月6日に広島、8月9日に長崎に原爆が落とされた。 忘れることが出来ない出来事だ。 いや、忘れてはいけない出来事なのだ。 私は、この17年間何羽もの鶴を折り、平和を祈っ…

毎朝記憶の一部を失って目覚める奇病の女子大生、百森詩雫（もももりしずく）。 そんな彼女の生活を献身的に支える恋人、合川晴莉（あいかわはるり）。 どれだけ尽くしても、どれだけ愛を…

「戦隊ものは5対1で戦うから卑怯」 「女性戦士も中身はただのおっさん」 「どうせ合体するのにわざわざバラバラのメカが造られてる」 そんな風に思っていた小説家の前に現れたの…

高校中退して親戚の建設会社で働く22歳の主人公。 日々の仕事を忘れるために、タバコを吸いながら夜の散歩をしていると、その時に出会った女神(女子大生)が悩みをなんでも話してくれと言…

その場所に導かれたならば、帰る場所があるならば、ただひたすらに走るが良い。 五つの関門、五つの人ならざるもの。行き着くのは現世か幽世か。 己の走るその先に、果たして君は何を見る？