「言ってます」を含む小説

私は林の中を歩いていて、焚火をしている老人と出会った。老人が言った。「焚火の炎の色は人生を表しているんだよ」　私は炎を見つめた・・・

⚫️KAC2024参加作品⚫️KAC20247「色」2作目⚫️「川の色は、"ふつう"は青だって言われたんだ。」アラタはそう言った。色弱について調べるうちに、ハルは点字に興味を持つ…

「第一回大暴力小説大会」によせて書いたのですが、テーマ設定があるのを忘れててボツにしたものです。 ジャンル分けに迷ったのですが、ホラーでお願いします。

俺の妻は、黒魔術に凝っている。 毎日、「弁当が悪くならないようにする魔術」と言って、弁当に気持ち悪いお守りを入れてくる。 しかし、今日はそれが入っていなかった—— ノベルアップ…

王国騎士団長の父に自慢の息子として育てられた少年ウォルト。 だが、彼は１４歳の時に行われる儀式で【草】という謎のギフトを授かってしまう。 周囲の人間はウォルトを嘲笑し、強力なギフ…

　小学校のころ、わたしは、同級生の植戸倫恵（うえと・ともえ）から「着る服、交換しよ」と持ちかけられた。お金持ちのお嬢様の倫恵は、おばあちゃんが仕立屋さんを呼んで作ってくれる服がす…

ひょんなことから不思議な魔人を召喚してしまった男。 魔人は三分間で三つの願いを叶えると言ってきた。 優柔不断な男は迷いに迷い、一つの妙案を思いついた。 彼は魔人をやりこめ、…

純粋に純情に「彼女」が好きな「僕」。 ごめん、好き。 そんな気持ちで想いを伝えた僕に彼女は嬉しい、と言ってくれた。それと同時にとある悩みも打ち明けられる。 性欲だけで突っ走ったり…

わたしの美しさが好きだと言ってくれたあの人 だけど、年月を経て、わたしの容貌も衰えて―― ５分で読めるショートショート 隙間時間にどうぞ KACお題「色」参加作品です

⚫️KAC20247参加作品⚫️お題《色》1作目⚫️銀次は家と家が隙間なくひしめき合う狭い道を缶蹴りをしながら歩いていた。道端に座っていた女は、うつろな目をした顔を上げ、銀次に言…

彼はとても良い目を持っていた。 だからと言って生活が便利になるわけでもなかった。

【KAC20247】場の雰囲気を「色」で捉えることのできる視力を持った少年の話。

何処にでもいる普通の高校生な 田中一郎。そんな僕に変わった彼女らが絡んで来て…… これは、モブの僕と彼女達の物語である！ 「いちろー何言ってんの？いちろーがモブな訳ないじゃな…

瞬間移動実験に失敗し、一度身体を分解されて他人に認識されなくなった俺は全裸で映画を観ていた。 そんな俺にニャルコフスキーは箱を渡して言った。 この箱は全ての可能性に繋がる箱だと。

最強の勇者にして美少年歌手でもあるジュキエーレはある日、帝国の第二皇子エドモンから呼び出された。 ピンクのスティックという違和感しかない外見の魔道具を差し出され、 「これを使って…

侯爵令嬢であるエレオノールは皇太子の婚約者であった。しかし、妹が皇太子に嫁ぐことになり婚約解消をされてしまう。 そんな彼女と新たに婚約を結びたいと申し出たのは公爵家嫡男アルベール…

星空には、色が散りばめられている――とは、誰が言ったか。 ふと、星空を見上げたフェルゼンはある出来事を思い出す。 ４５年前、まだ幼い自分が一番楽しかった思い出の出来事。 それはま…

共感覚というのはやっかいだ。世間一般の人々とは物事が違って見える。ひとくちに共感覚と言っても、味覚、聴覚、視覚と影響はさまざまなのだが、私は視覚に影響が表れるタイプだ。

聖都を支配する王族に生まれた双子。伝統を重んじる聖都で、この双子は言い伝えによって離れ離れになる。 虐げられた少年は、ある日聖都から逃げ出した。 それから数年後。別の国で安定し…