「離れ」を含む小説

香織の家の離れには曾祖母の『おっきいばあちゃん』が居る。 プライバシーを守れる場所が無い母屋から香織は離れへとやって来ては、親友へラインで恋愛相談をしていた。 そんな時、おっき…

　舞台は、魔法も怪物も存在しない世界。時は中世、まだ王侯貴族が華麗なる日々を送っていた頃。帝国の外にある荒野には、遊牧民が住んでいた。氏族の間で手を取り合いながら、貧しくも幸せに…

以前、ブログサイトのnoteに投稿したものを修正しました。 小説の描写方法──物語を文章で紡ぐ方が本能的に持っている表現方法は複数あると思います。作家は自分だけで考え、自分だけ…

西暦9980年、人類は地球を飛び出し宇宙に勢力圏を広めていた。 人類は三つの陣営に別れて、何かにつけて争っていた。 死人が出ない戦争が可能となったためである。 しかし、そのシステ…

人間が必ず双子で生まれ、人々が土地の神を信仰する、アジア風のファンタジー世界が舞台のお話です。 若干の流血表現がありますので、苦手な方はご注意ください。 よろしくお願いします。 …

　この世には「六堂」「白虎」「松柏」という三つの武力組織が統治する土地と、朝廷が治める都があり、互いに勢力を争っている。 　そんな江戸時代を思わせる異世界で、人里離れた竹林の家に…

　んもっ？ 　忍海勇太が新子友花の唇に―― 「キャ！　恥ずかしいです。ジャンヌさま！！」 　とは子供ヴァージョンです。 「こらって。落ち着きなさい……」 　子供ヴァージョ…

「このパーティーにお前のような役立たずの存在価値はない。即刻荷物をたたんでここから出ていけッ！！」 ――勇者が自分のものになれば王国の富と名誉を一手に握ることができる。そんな貴…

人里離れた山小屋に住むエイン・クロイルはこの世界を救った勇者の一人、アルドル・エールスから招待を受け、彼が長を務める学園へと向かうことになる。そこで待っているのは、学園最強。そし…

これは、伝説のゴーレムと誓いをした少年の話。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「誰か……誰か！　助けてっ！」 助けは来ないことを、リンは疾うに知っていた。 山の…

　災厄の魔女が捕らえられた。 　奇跡をもたらす神子として崇められるリューグは魔女の処刑に臨むが、その心は晴れなかった。野心に溢れる教皇の道具として扱われているに過ぎないからだ。 …

かつて人類が地球を離れ宇宙へ進出したことにより獲得した能力「魔法」。 その後魔法と科学が融合した魔法科学技術（Magic Science Technology）により人類は恒星…

「嫌よ、触れないで！！」 　大金で買われた花嫁ローザリンデは、初夜の花婿レオナルドを拒んだ。 　彼女には前世の記憶があり、その人生で夫レオナルドにより殺されている。生まれた我が子…

王都からとっても離れた 超田舎の森に住む魔女。 その森に入り込んだ 王都から引っ越してきた女の子。 半ば強引に弟子にさせられたけど 王都にいる時より楽しいかも！ でも、魔女になる…

場所は剣と魔法が発展した世界。そこに数多くの戦場を駆け、数々の勝利を収めた男の傭兵がいた。無双の剣鬼と呼ばれ、ある者は恐れ、ある者は希望を抱いた。彼はその後戦場から離れ、ただただ…

　この世で暗躍する「呪縛解き」。彼らは彷徨う亡者・化物の呪縛を解き、討伐できる唯一の存在だ。彼らの行動はすべて極秘であり、その活躍が公のふれることはない。どれだけ影の存在であろう…

世界最強の魔術師のセイジは、人里離れた山中に小屋を建てて隠居している。 押しかけて来た弟子がようやく「魔王を倒すのです！」と出て行ったかと思ったら、帰って来たときには魔王の片腕と…

　北の都、札幌。その歓楽街から少し離れた路地裏に、ひっそりと営む夜の店があった。その名も、『満喫・夜咄』。店として看板を掲げながら、ここには財もサービスも存在しない。不思議な店。…

「私」男爵令嬢ベリンダには三人のきょうだいがいる。だが母は年の離れた一番上の姉ローズにだけ冷たい。 幼いながらもそれに気付いていた私は、誕生日の晩、両親の言い争いを聞く。 しばら…

■あらすじ 　平安の頃。 　出家僧 源環は飢えで死にかけている。おそらくは今晩が最後の夜だろう。 　環の友、藤原時沙が草庵を訪れて思い出を語り始める。手元にはニリンソウの花。 …