「そんなことより」を含む小説

学生の頃から付き合っている彼女、花江栞梨(はなえしおり)は大の酒好きだ。僕なりに考えた素敵なお酒をプレゼントをするのが毎年の楽しみだった。 ところが、どういうわけか今年はそれを受…

　居眠りから始まる恋もあるらしい――そんなことを友人がスマホをいじりながら話していた。 　いつの記憶かもわからないが、それを記憶の重箱の隅にあるのを今発見したのだ。なんかの本の…

僕は夢が無かった。 小学生の時から夢が無くて、将来の夢という作文が書けなくて泣いたこともあった。 中学になり、夢の話はしなくなった。 皆あるのだろうか。料理人になりたいだとか、ア…

　悪魔との契約。それはとてつもない力と引き換えに自らの命を差し出さなくてはならないという大変危険なもの。というゲームで得た知識は間違っていた。ある夏の日、見た目のロリロリしい悪魔…

読んでくれただけでなくコメントまで残してくれる「応援コメント」 作品が埋もれれば、もうそのコメントも闇に消えてしまうのでしょうか。 いいえ！　そんなことはさせません！ この小…

そもそもさ、テレビの見すぎなんだよ👀そろそろ気が付かねぇと、とうとうテレビに殺されるぞ🔪 テレビってやつはあの世の世界の話だよ。そんなの見すぎるから金持ちになりてぇだとか、スター…

もし、もう二度と会えないと思っていた彼女と再開できたら、あなたはどうするでしょうか？ そんなことを考えながらお読み下さいますと幸いです。 ※作中に路上喫煙を示唆するシーンがあり…

時は大正、所は帝都銀座。ある夏の終わり、一人の美少女が田舎から上京してきました。彼女の名前は笑美恵美子（えみ　えみこ）。 何だかいつもオホホホと笑っていそうな名前ですが、この乙…

★和風喫茶《わら人形》今日も私はそこへと足を運ぶ。扉に手を伸ばせば聞こえる、少女たちの談笑。紅い彼女の瞳と目が合う。 ☆僕は彼女が好きだ。でもそんなこと言うつもりはなかった。た…

私、ハリウッドに行くので！ そんなことを言う暮太夏といつも隣に居た友人の、高嶋雅に振り回される主人公の天乃竜也。 三人は劇団を設立して…？

「何だそれは」 　金子はまっすぐに私の顔を見ていた。予想外の事態に驚いているみたいだった。マカナが「やっぱりダメだったんだぁ」と言いたげにこちらを見ているのが分かった。他の生徒た…

　江戸時代。『萬引き受け候』となんでも屋を営みながら旅をする浪人、天地五六郎（てんちころがろう）は自分のツイてない人生を戯作者見習の山空海鬼壇に語っていた。今まで仕えた主君や親分…

　クラスの日陰者、姿月翔（しずきかける）は、ある日、クラスの人気者である弟、姿月克己（しずきかつみ）から、「バンドしようぜ！」と声をかけられた。 　そんなことするわけないと一蹴…

古代、この地球にはたくさんのエリアがあって、それぞれ色々な人々が色々なエリアで生活していたと聞く。 そのエリアを古代人は、"KUNi" だとかと言っていたのをウォキペディアで習っ…

思考、心、感情。機械が持つわけがないとされてきた、そんな曖昧なモノを持つのがこの私です！今日は私の性能披露をするということでテレビ出演なんです。番組では、私とヒトを並べて比べる実…

「皆が皆、主人公」 有りがちなキャッチフレーズですよね。 現実はそんなことありません。 光が当たれば、当然影ができます。 でも、影は影で、生きているんです。 そんな感じで、どうで…

如月町に住む高校生の藤吉泰生は、トコシエと名乗る魔法使いの少女から、自分がこの町に敷かれた大結界の管理者に登録された魔法使いであることを聞かされる。 「……って、そんなことをイキ…

現在、こういう企画が流行っているんですね。結構増えてきて、正直驚いています。 とりあえずやってみろ、というわけでトライしてみました。まあ、全く意欲的ではないように見えますが、 決…

空の色は1人の手で塗られてるって知ってました？いえいえ、それが普通ですよ。普段の生活でそんなこと考える機会なんてほぼ皆無ですからね。あ、申し遅れました。僕、空色決定人をしておりま…

この国はすでに異世界人に奪われた。王都はともかく、この辺境の地まで総人口の三割以上を占めている。異世界人は≪チート≫という圧倒的な力を持ち、我らの国を好きなだけ変えていく。慈愛た…