「記憶 SF」を含む小説

踏み出すのだ やがて死に至るところを案ずるな 歩くことは、すべての根源である… 移民船団の中で生まれ、大地を踏んだことのないハセン 新たに発見した惑星が入植可能との知らせを受け…

　柊誠（ひいらぎ　まこと）はレポートの提出に追われていた。オカルト研究部副部長として、顧問にオカルトに関するレポートを提出するようにと命令されたのだった。 　オカルトに興味がない…

闇組織に殺された主人公はAIとして復活し、幼なじみと激似の財閥令嬢を守りながら、 失われた記憶を求め旅をする。 遠い過去……主人公が人間だった頃の大事な二人の約束である駆け落ちの…

ディストピアのようだった街に再び人が戻ってきたが… コロナ禍の記憶、「2020年4月14日《人の消えた街》」の続きです。 （この作品は、「小説家になろう」「NOVEL DAYS」…

星が光るそして真なる覚悟とその伝説の世界へと道なる扉と全ての世界が開く。それは大いなる扉に向かい本来の夢とこの世界の記憶を求めて新世界へと、覚悟と全ての世界へと本来の願いと本当の…

第三次世界大戦が終結した後の世界。人類は地球を捨て、宇宙という仄暗い新天地へ飛び立った。 そして、退役したAIたちや役割から解放された有象無象たちは、地べたに取り残された。 この…

　貴龍　翔真（きりゅう　しょうま）は人工脳を宿した人間だ。人工脳には彼の先祖の記憶が学習データとして蓄積されており、それを元に自分の考えたいことを解析・評価する。それにより発達し…

　なんでも願いを叶えてくれる神様に、村の若者は願いました。 「神様、お願いします。みなの記憶ごと俺の存在をこの世界からすべて消してください。俺、なにをやってもみんなに迷惑をかけ…

1998年の夏、東京上空で巨大な何かを見たが、噂にもニュースにもならなかった。見た事を忘れた25年後に、消された記憶を夢の中で見た。見ただけでなくその中で、奇妙な体験をしていた。…

記憶を失った男、その名はZ。 手がかりは、穴の空いた体。それを動かしているのは、透明〈スケルトンタイプ〉な機械じかけの心臓。体には過去の傷痕が残っていた。 Zは何も知らない自…

この話はオカルトやホラー……ではない。言わばSF、より細分化するとタイムトラベルものだ。僕らは記憶の底に安寧の地を求める——（本篇より）

僕は、あの日の出来事を決して忘れない。 それは、花蓮と付き合いはじめて半年後。 冬の夜の出来事だった。 いつものように 週末を僕の部屋で過ごそうと、 アパートへ向かっていた僕…

【自由奔放が信条の船長Ｘクールに見えてむっつり作家】 自分の記憶を信じているか。それがもし信じられなくなったら、あなたは本当にあなたなのか。 港で遊覧船を運行して生計を立てて…

きっと、この世界が泣いている。 他人のために命をかけて戦ってまで生きる必要があるのか、何のために力を持って生まれてきたのか。 すべての生命の根源である『世界樹』が存在する現代…

M氏には一緒にいて十五年になるロボットがいる。 何種類かのテーブル・ゲームを雑談を交えて遊んでくれるという代物だ。 もう世代が古く、知識も時代遅れのものになっている。 そんなロボ…

　記憶を失った少女シルヴェーヌは、共和国首都ペリザリアの高等女学校へと通い始める。彼女が学友たちと慣れ親しんだ頃、旧パルティア王国の旧都イブニスへと向かった。帝国が残した遺失物調…

人の不幸を背負って死ぬ運命を持った少女は、生まれ変わりながら、何度も不老不死の青年・睦月と出逢う。 病の遊女と医者、華族の令嬢と使用人、寡婦と夫の腕を奪った男、義理の親子——。…

自動微細機械式全般性生命機関、通称『天使』。人類史上最大の発明であるこのナノマシンは、ユーザーが死ぬその瞬間までの思考、人格、記憶を全てデータ化し、バックアップする。ユーザーの人…

“マリオロイド”なる人型ロボットが一般化する程度には未来で、かわらず人間同士の諍いが社会に横たわる程度には現代のままである水に沈んだ街、リオ。 軍警の一刑事であるラセルは、夢も…

　気が付けば、赤沢楓は血塗れの石を持って死体の前にいた。セーラー服を着た少女の身体に、オモチャのアヒルの顔が付いた死体である。死体を挟んで二人の少女が、隠蔽か自首かで激しく口論し…