「美術館」を含む小説

　男勝りな性格とぺったんこボディのせいで周りの女の子からモテてしまい、ウンザリな日々を送っていた、剣道一筋の女子中学生・御剣雫（みつるぎ・しずく）。彼女はある日、祖父の運営する江…

「ようこそ、いらっしゃいました。」記憶喪失者が迷い込むという謎に包まれた美術館と美術館に保管された記憶の箱。これは夢か幻か。これは不思議な美術館と呪われた館長の物語。

「私は──ひとりの人間に、恋をした」 ここは、とある海沿いの美術館。そこには"至高なる宝石"が展示されていた。 その名は〈アレキサンドライト〉。 彼の美しさに人々は魅了さ…

あの人から手紙が届いた。 その手紙の中身から、 私は子供と一緒にある場所に向かった。 この物語はフィクションです。 実在する人物、団体、事件などには関与していません。

古くからある赤煉瓦倉庫を美術館に改装する町興しイベントで、寂れた港町は久々に沸き立っていた。その町で文筆業を営む男は、抽象絵画を巡り死屍累々の戦闘が繰り広げられる開館記念式典で「…

小説コンテストサイト「時空モノガタリ」さんに投稿した掌編です。 読了約3分

本日は当美術館の企画展示『偉大なる寿司画展〜寿司活動の美、その今昔〜』へお越しいただき、ありがとうございます。 当美術館では写真撮影、寿司を含む飲食、冷凍マグロを含むネタの持ち込…

北海道旭川市は、日本最低気温の記録を持っています。 その関係から雪の結晶が美しい街として知られ、『雪の美術館』もあります。 リニューアルして生まれ変わった動物園に、カムイコタン…

秋田の秋は短くて寒い。そんな秋のある日、私は県立美術館にある『秋田の行事』という壁画を見に来ていた―― ※私のもう一つの街コン作品『永遠の辰子姫』ももし良かったらどうぞ！ ht…

左耳が聞こえなくなった。私は、次第と心を閉ざしていく。 唯一、残されたのは先輩を想う事だけだった。 ある日、先輩から好きな画家の展示会のチケットを貰った。 私は、なんとなく美術…

帝大美学卒の探偵と毒舌の美少年。そして黒猫が待つ興梠探偵社へようこそ！file最短編。

　難解な美術用語やその他を、美大生の主人公がそれとなく解説する。だけ。 　登場人物 　クロ：語り部。美大生。専攻は映像デザイン。 　鈴音：クロの幼馴染。ツンデレ。 　美術…

「この世界にまともなものなんて、数えるほどしかないんだよ」 「まともなものって？」 「たとえば、オスカー・ワイルド、スティーヴン・パトリック・モリッシー、ひと気のない美術館」

　赤梨紫青《あかなししあお》は悩んでいた。自分にはこれしかないと思ってこれまでやってきた絵描きの道をこのまま進んでもいいものかと。 　思い悩んだ彼は家族や顧問の手助けを受け、ルー…

＊物語は、旧日本軍の「ある日の出来事」から始まり、未来の話で終わります。六章構成です。 　長野県松本市の小学校に通う笠井瞳子は、愛読している覆面作家の正体が「同級生の父親」と聞…

切ないですが、ポジティブな終わり方ができるように工夫しました。落選しましたが、「童話の花束」に応募した作品です。

美術館巡りが趣味の大学生・莉緒は、美術館で偶然目にした、美しい絵に一目惚れする。その絵を描いた画家「ルナ」のことが気になって仕方のない莉緒は、ルナの元を訪れる。ルナのことを知って…