世界のかけらを集めて
石燈 梓
はじめに
はじめましての方も、そうでない方も、こんにちは。
2020年1月より世界規模で新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、12月現在、第三波の流行が起きています。この間、多くの方は不自由をなさっていることと拝察いたします。
何を隠しましょう、私は医療従事者でして……緊急事態宣言が出る以前から、「感染拡大地域へは行くな」「通勤時はマスクとアルコール消毒を」と、職場から口
7月ごろ、やや流行が収まっていた時期に、お隣の山口県と鳥取~島根県を訪ねた程度です。
11月になると居住する県内でも感染者が増加し、切迫度を身に染みて感じられるようになりました。職場から出される注意文書も悲愴感を帯びてきまして、12月に入ると遂に――
1)同居家族を除き、職員5名以上の会食は控えること。原則禁止。
2)冠婚葬祭を含めて、やむを得ず、職員5名以上もしくは参加者10名以上の会食に出席する場合は、①報告書の提出、②参加後4日間の有給休暇の取得と、4日目にLAMP法による新型コロナウイルス検査、③検査が陰性でも一週間は他のスタッフと離れて食事・休憩をとること、③職場復帰後2週間は体温・体調チェックシートを作成し提出すること。
3)居住地以外(県内含む)で宿泊する場合も上記2)の内容に従うこと。車中泊を含む。
4)感染拡大地域及び大都市圏等への往来・滞在については、①所属長に報告、②滞在中のマスク着用・三密回避・帰宅後の体調チェック、③状況に応じてLAMP法を受けること。
*滞在前一週間の新規感染者数が10万人当たり10人を超える地域(北海道・東京・神奈川・埼玉・静岡・愛知・大阪・兵庫・奈良・愛媛・沖縄)や、首都圏・札幌・仙台・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡などの大都市圏。
5)同居家族等が新型コロナウイルスに感染、もしくは濃厚接触者となった場合、速やかに所属長に報告のうえ、自宅待機して指示を待つこと。
院内クラスター発生予防にご協力ください!!
――という、実に「ぴえん超えてぱおん」な内容になってきました。
京都、大阪、神戸で開催された学会へは、今年はweb参加しました。それはそれでよいこともあったわけですが(広い会場を右往左往しなくて済む、人気の講演を確実に視聴できる等)、学会出張のついでに楽しみにしていた観光は出来ません。
『国立民族学博物館(みんぱく)』、いつも泊りがけで観に行っているんです。今年も行きたかったなあ。京都も神戸も、観るとこいっぱいあるのに。福岡も出雲も、観たい遺跡が沢山あるのに……(涙)。
大方の予想通り、新型コロナウイルスは今後も世界中に存在し、時折大流行をくりかえすと考えています。つまり、容易に出かけられない事態がこれからも続く、わけですね。
しょんぼりしていても仕方がありません。折角なので、これまで訪れた博物館や美術館、遺跡などで勉強してきたことを、振り返ってみようと思いたちました。
なお、公式サイトがある場合は、そちらのURLを掲載しておきます。私の記述は、基本的にその施設内の展示や解説書の内容を基にしており、参考文献は載せますが、最新の研究成果や専門家の方の監修を経ているわけではないことを、予めご了承下さい。
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