「祟り」を含む小説

勢九郎と紗良が大塚で逢瀬を楽しんでいたとき、突然、「ないゆり」（大地震）が発生した。大塚の祟りだと驚愕するふたりであった。

由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出た…

〝――二番目に怖いものって何かしら？〟 　市瀬探偵事務所に就職して、早くも半年が経過した。 　やってくる〝奇妙な依頼人〟にも慣れ始めたある日のことである。市瀬探偵事務所に持ち込…

何時の世も、人が在る限り不思議というのは廃れることがない。 時は昭和34年１月。 呪術師、神林稲子は旧友の下田芙美子に相談を持ちかけられた。日女（ひめ）村へ嫁ぐのだが、その地に…

ドール医師の主人公 ノアは、小さな村で平和に暮らしていたが、ある日突然「聖女の祟り」という名の事件に巻き込まれる。聖女サクラのことを調べるため、ノアは愛するドール達とともに旅を始…

甘味をこよなく愛する主人公カトーは、高血糖が祟り死亡する。しかしその先で出会った神に、血糖値を始めとしたあらゆる体内の不要物質を魔力に変換する能力【体内不要物魔力変換】と、甘味を…

悪運です。 異能力物の小説を読んでいてうずうずしてきたので書き始めました。 ここでは世界観で分けられる3つの属性を紹介します。 -----裏切者----- 異能力を持ってしまった…

妊娠中の妻が愚痴るようになった猫の鳴き声。 夫は妻の苛立ちをマタニティブルーと思っていたが、実はその声は……。 ※主人公が中絶について批判的、嫌悪感を抱いている描写がありますの…

どうしても彼に、祟りたいんだもん。 ホラーとは名ばかりの、ほのぼの小説です。

楽しい卒業旅行のはずが、海神の祟り伝説が残る孤島に置き去りにされてしまった五人の高校生。 果たして生還出来るのか―？ 青春Ｂ級アクションホラーの教科書的な話。 情け容赦ない描写…

柳生宍道は、水門組の男たちに絡まれていた花田耕太と名乗る男を助けた。花田は学生時代、恋人との思い出の場所である巨大な桜を伐採しないよう、宍道たちに懇願した。淡い青春の記憶を守る為…

一日に300回もマックへ行く習慣が祟り、ある日エレナは治らない肺病を患っていると医師に宣告される。空気の良い立地のサナトリウムに移ったエレナに、恋人であるカーバンクル山田は「病棟…

ある普通の会社員に起こった祟り。

　目　　　　　　次 １． 奄美大島　　　　　　　　　　　　　 ２． ネリヤカナヤの伝説　　　　　　　　 ３． 奄美の海「須野物語り」　　　　　　　 ４． ケンムンの祟り　　　　…

学校で盗みの疑いをかけられた娘を殴った晩、父親は奇妙な夢を見て……。 初投稿作品です。怪談風ホラー短編。 作中の夢の内容は倉敷美観地区に伝わる江戸時代の怪談『おいまの井戸』から…

自分を捨てた彼氏を祟って欲しいと願うために将門塚に足を運ぶ大学生の主人公。そこに同じ境遇の女子高生がやってきて…… ※将門公には興味本位で祟りをお願いしないでください

猫又に祟られて、無職になったアラサー女子が、転職したのは悪魔使い助手。 口の悪い猫又と軽いブラックな職場で毎日楽しくやってます。 悪魔祓いコメディ。 色々、あったけど…アタシ元…

雨止まり月が朧の夜には境界破綻 雨月夜の丑に鈴を忘れて出てはならん 人形壊した人間は花を受け取る 雨月夜に似合いの紅の花

　その昔、まだ人々が動物の祟りや山の神様などを本当に信じていた頃の事、ある山外れの村に一組の老夫婦が住んでおりました。二人は貧しく、決して贅沢をする事は出来ませんでしたが、それで…

「なぁ、コンジンシチセツって知ってる？」 持って生まれた霊感を生かそうと、高名な霊能者の元に 弟子入りし、大学へ通う傍ら、師匠の事務所でバイトと して働く僕は、事情を知る高校時…