「短編（完結済み）」を含む小説

たまに行く寿司屋には、寿司の精霊がいる。 名を寿司という。「すし」ではない。「ことぶきつかさ」である。

職人が握った寿司は気を纏う。纏った気のぶつかり合い、それが寿司バトル。 ビルの屋上で対峙する、ロングコートの男と女子高生。 今宵も己が寿司の鮮度のため、寿司バトルが始まる――…

2人の兄妹は6年に１度の「ウルトラ天体観測」を心待ちにしていた。 その夜は、人々の願いが叶う摩訶不思議な夜であった。

あなたの隣に大切な人はいますか？ これは私といつも隣にいてくれた彼のお話 変化を恐れて、日常に縋って、大切なものを見失ってた私のお話

青い仮面をつけた少女は、おれの幼馴染だ。ところが誰も、その仮面を認識していない

日常を謳歌し始めた少年、斉藤桂一には裏の顔があった。

特にやることもなく時間を持て余していた大学生の「僕」は、気のおけない友人「小川」とボードゲームに明け暮れる学生生活を送っていた。 そんな折、明朗快活な後輩「井坂」の出現によって…

男は罪を犯した。彼に言い渡された刑は「世界旅行の刑」だった。SF短編小説です！

踊って、狂って、笑って。

「地球人は食べたこと、ありますか」 「あるよ。サッパリとした味だったね」 「火星人はやっぱりぶよぶよとしたゼリーみたいな食感ですか」 「何を言っているんだい、君。火星に…

　稲葉町商店街で薬局を営む木崎のもとに、ある日、白髪赤目の少女が「恩返しをさせてください！」と押しかけてきた。身に覚えがないものの必死な様子や勢いに押された木崎は、木曜日の午後な…

数年ぶりに姉さんが東京から実家に帰ってきた。 姉さんは、テンションはカスだし、バカだし、アホだし、クズだし、正直死ねばいいんじゃないかと思ったりする。 けれど、何だかんだで久しぶ…

これは、とっくの昔に終った筈の＜世界＞と、＜僕＞らの思い出たちにまつわる小さな物語だ。

ここは魔法の都。忘れっぽい先生と、その従者の、ある日の出来事。 知らなくてもいい、知りたくもない、どうでもいいような、よくないようなことが、世の中にはいっぱいある。 ------…

子供の頃、神隠しにあった事のある美月は、その時の記憶をずっと無くしていた。 ある日友達と訪れた神社。 そこで美月は、全ての記憶を取り戻す。

二日連続で我が家の車がパンクされた そのころ、叔父の島袋は俺と叔父の嫁が肉体関係にあると疑っていた

宇宙人は何故地球を侵略しないのか？ 何故人類を滅ぼさないのか？ 何故宇宙戦争は起こらないのか？ その答えは、きっとココにある。 あとは皆さんの創造力にお任せ致します。