「刻」を含む小説

　鋼の魂に惹かれ、ロボットで育った全ての者たちに捧ぐ！　カクヨム史上初の作者参加型企画、発動……起て、ロボットを愛して書き綴る全ての戦士たちよ！　地球を"選び取る"戦いへ今こそ疾…

来年に受験を控えた鳴瀬飛鳥は苛立ちを覚える度に頭痛に襲われていた。 もうすぐ春休みというある日、父親から神沢という男をボディーガードをあてがわれる。 反発するものの、送り付けられ…

五月の連休最終日、僕は椎菜に誘われて、神保町の古書街へデートした。 可愛らしくおしゃれした椎菜と楽しい時間を過ごしていたが、突然僕のスマートフォンにメッセージが届いた。メッセージ…

　『大禍刻――オオマガドキ――』それは突如として世界を崩壊させた終焉の災害。神の怒りなのか、それとも人成らざる〝魔〟の仕業なのか理由は判明していないが、とにかく世界は終わりを告げ…

真夜中。変質者に出没する。 やけに見覚えがあるかと思ったら、若かりし頃の俺だった。

デスクワークで朝から晩までエアコンのきいた社内にいて、帰りは電車やバスでさっさと帰ってしまうから外など見てもいない。 そんな日々を繰り返しているからか時々、季節や 曜日を忘れると…

OLの理恵が終電を逃して歩いて帰っていると、ラーメン屋台を見つけた。 話しやすい店主に、理恵は日頃の愚痴をぶつける。軽い気持ちで、「あんなやつ、死んでしまえばいいわ」という言葉も…

　ある日、穂積ナナは一軒の本屋を見つけた。 　古びた風情の不思議な本屋には彼女好みな本が並び、彼女は夢中になって買い漁った。 　常連となったナナだが、気づけば憎からず思う店主の謎…

人間交差点「静寂の刻」 その刹那に、人は何を想うのか…… 一話完結の叙情詩や超掌編散文集でございます。お暇潰しにどうぞお立ち寄りくださいまし（笑） 投稿は不定期です。夜に書くか…

僕の名前は板出　相次。 ここ、トゥエルヴランドという遊園地の、観覧車の操作兼案内スタッフとして働いていた。 お客様を乗せたところで突然、アラームのような異音が鳴り響いたので、確…

ヒロインは優しくて内気、かつコミュニケーションに非常に大きな困難を複雑に抱えている女性。 人生での大きな絶望と挫折をきっかけに、精霊のような存在の青年に出会います。 女性が長い刻…

　平凡な日々を送る高校２年生の少年、坂三陽斗は月光師である。そのキッカケは、狐の耳と尻尾を生やす美女――蒼炎華と出逢い、彼女と契約を交わしたことだった。 　月影を使役し、闇に蔓延…

その日僕は見る。彼女の本当の姿、戦い、信念。空っぽの現実に紅い創を刻んで存在証明とする、その前進への一途を。異容に巻き込まれ日常から落ちた僕を救ったのは、異形と化した少女だった。…

天聖歴八五七年。世界大戦という名の地獄扉の封印が切り落とされた秋の候。 人々は逃げ惑い、やがて乾いた砂礫の地ファヴァーヤ王国へといきつく。そこでは国王も王女も心安く接してくれる…

　オルフェリア王国王都に門を構えた魔法学園アルヴァ。十五歳から五年間、魔を極め魔を導く者へと育成する学び舎には、成人を迎えた者に許される魔法が在った。 　魔徒召喚。それは魔人や精…

※第一部完結しました！ これは、後の世に〈最後にして最初の皇帝〉と称された ひとりの少女の物語…… 三千年の長きに渡って大陸に覇を唱え、 繁栄してきた大帝国〈宙（ちゅう）〉。…

幼い頃から家族ぐるみで交流をしていた幼馴染みの兄弟が転校生に魅了された事で、その二人から酷い扱いを受けるようになった女子高生の安寿梨花は、そのショックから自信を無くして心を閉ざす…

二人で一つの彼らは星になった。片割れと離れたくなくて。 海に還った二人がいた。二人で一つではなく一人になりたくて。 対極にいた二人がいた。相手を救うために大切なものを捨てた。 …

『最近さあ、英雄が出てこなくない？　神はね、いまの世界に問題アリだと思うわけよ』という神の思し召しにより、地球にダンジョンが現れた。 　同刻、神が座標指定を誤ったがために、日本の…

〈あやかし〉という名の異形の集団。人語を理解し、特殊能力を備えた種族。 タイセイという名の青年が、銀躯の〈あやかし〉――カルを相棒に、世界に挑むバディアクション。 タイセイとカ…