「きっと」を含む小説

深夜の散歩で何が起きるのか。 月光と星明かりだけを頼りに独り。 静寂の山道を思索に耽りながら歩けば。 きっと、碌なことを思いつかないに違いない。

「どうだい、いい月の夜だ。外に散歩に行かないかい？」 その誘いに対し、Ｘはきっと、相当困った顔をしたのだろう。 何せＸは殺人鬼で死刑囚ではあるが、夜目など利かない、人間なのだから…

KAC20234『深夜の散歩で起きた出来事』参加作品。 魔導士たちが各地の領主に保護されながら生きている時代。 とある村に住む魔導士の、ささやかな願いのお話です。 （※『魔導士…

KAC20234　お題：深夜の散歩で起きた出来事 子どもの頃、海を漂う無人船をいつも見ていた。あれはきっと海賊船なのだろう、と。

私は可憐。 32世紀の地球では人類の全てが、その体内にナノマシンを保有しているの。 それはインプランタブル・ナノデバイスと呼ばれるもの。 私はその個人用の人工知能。 いわゆる…

深夜の散歩を楽しんでいたルークはドラゴンを見つけた。 ドラゴンに触れたら凄い魔力が得られる、そう聞いていた。だから、ほんの一瞬でも触れるものなら触りたかった。ドラゴンに触れたなら…

取り柄なし、やりたいこともなし。 高校生、高橋直子は普通な自分を蔑みながら、満足してもいる。 ただ、彼女は呪われていた。 自分にかけられた呪いの正体を知り、克服すべきか決断する…

[――次元干渉によりあらすじが安定しておりません、他世界の様々な概念が流れ込んでおり正常に機能していないかと。このままでは観測者の存在によって結果が確定してしまいます、至急対策を…

大学に着て行くための「正しい服」がわからず、引きこもりになった麻衣。十年経ったらヒマになったのでバイトと婚活を始めたが、なかなかうまくいかない。そんなとき、バイト先でオシャレなイ…

27歳になるなる無名の人形師、ヨルは悩みを抱えていた。 それはきっと、クリエイターを目指す者なら誰しもが通る道でありいつかはどうにかしないといけないもの。 けれど彼女の師匠──リ…

夜道は良い。いつもとは違う景色が見られるから。 夜道は良い。開放感を感じるから。 きっと、それは魔が差したから。

大学卒業まであと半月。 仲良しグループ五人で、卒業旅行をした。 「なんか、飲み足りなくね？」 友人のそんな一言から始まった、コンビニまでの散歩。 たった、10分間。 でもこの…

フェティシズムというか ちょっとした大人のユーモアを込めたコメディーです。 きっと最後はハッピーエンドのはず。

門限の厳しい家に育った私が挑戦した、深夜の散歩。門限には、ちゃんと意味があったのだと気づかされる。

【KAC2023】参加作品。お題は「ぐちゃぐちゃ」

ある日のおはなしに少しリンクしています。 主へ声が聞こえるはずもないのですが… ぬいぐるみたちはきっとこう思っているのかなと… ぬいぐるみたちの心の中の会話です

　ぐちゃぐちゃした『闇の泥沼の住人』IIとなります（笑） 　Ⅰも載せておきますが（Ⅰって何ぞ）暗重いので読まない方がいいです（笑）↓ https://kakuyomu.jp/w…

スマホなんてモノはなく、PCも普及されておらず、小説は基本手書きで書く時代。 そんな時代に小説書いてみた少年、書太郎の、まあ、世間では使い古された、あるある話です。 身に覚えのあ…

人生にはその人の価値観を大きく変える「きっかけ」ってものがあると思うんだ。 俺、直樹と姉貴のあいだに起こった出来事も、きっとそんなきっかけの一つになったんだろうな。