概要
怒りに指先で触れられるのならば、きっと冷たい。
大学に着て行くための「正しい服」がわからず、引きこもりになった麻衣。十年経ったらヒマになったのでバイトと婚活を始めたが、なかなかうまくいかない。そんなとき、バイト先でオシャレなイケメン大学生「高橋」に出会い、どうしても気に入られたくて新しい服が欲しくなるが……。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!読み応えがあります!
主人公の麻衣は、経験不足でコミュニケーション下手。
瞬時に正しく受け答え出来ない自分を理解し、プライドを守るため、常に周囲を警戒し採点している。
制服のある職場、正しい服で見た目から受け入れられ溶け込もうとする。旬を過ぎた愛着のない服の墓場に暮らすライフスタイルは対人関係も同じで、上辺で理想化し、手に入れたい時だけ猪突猛進、粘着する。
見当違いの努力で埋まらない溝を埋めるアイテムが服と頼り、宗教の様に盲信し依存する主人公だ。周りの目を気にし、服と婚活しか目下の興味はない。
漫画だと服だけ気合いが入っていて、自身のボディケアは無頓着で、ギャップがえぐかった。
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本作は小説サイト、漫…続きを読む