「見えないよ」を含む小説

存在感のない少年、景浦信夫（かげうらしのぶ）には悩みがある。それは隣の席の少女、有瀬香苗が自分にだけ見えないというものだった。声は聞こえる、触れた感触もわかる。なのに姿だけが見え…

バスの運転手である鶴岡という中年男性が、何やら事件について捜査をしているようだった。時代は、かつて「はやて詐欺」と呼ばれる、伝染病絡みの事件に関係していた。事故として処理されたこ…

　私は彼女と世界で二人きりだった。 　それは決してハリウッド的なロマンスでは無く、またお互いにお互いのことしか見えないとかそういった盲目的な恋を指しているわけでもない。 　ただ、…

夏休みに今は亡き祖父の家に行った未莉。 彼女はそこで果たすべきことがあった… しかしその最中に若見えの叔父に秘密がバレ、未莉も叔父の秘密を握る。未莉のとった驚きのラストが全員を狂…

Ｋ警察署刑事課に、「苦しんでいる人がいる、毒かもしれない」ということで、通報があった。命には別状はなかったが、数日入院することになり、本人は記憶を失ってしまう。さらに別件として、…

やりたくもないマラソン大会。 いつも同じ足並みで走っていた幼馴染の二人。 しかし、とあるきっかけで二人の足並みは不揃いになってしまう。 月日が流れると共に、揃わなくなった足並みは…

仕事に明け暮れていると、周りの事がよく見えなくなりますよね。 だけど、ちょっと目を凝らして見ると、あちこちにドラマがある事が分かります。 そんな、何気ない一句を詠んでみました。

非日常。 現実世界を忘れさせてくれる世界観が好きで、短歌ならチャレンジできそう！と思ったのですが… 性癖がでました。 ファンタジーに横たわる、どうしようもなく「日常」「生活」。な…

自由律俳句。 第１回カクヨム短歌・俳句コンテスト二十句連作部門応募作。

学生で探偵としての実績もある天乃は、助手役の後輩・岸崎とともに、クッキングサークルの合宿に同行させてもらうことになった。初日は暗号解読イベントを挟みつつ、和やかに過ぎる。が、翌朝…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト、みんな楽しんでいってくれよな……！

いつも微妙に視線が合わない風紀委員長。彼女に疑問を投げかけた副委員長は、彼女に「人の気力が風船で見える」と教えられる。 ――私の視界が君に理解できるわけないよ ――俺には何も…

他の人には見えないものが見える系高校生の伊織(いおり)。本来は怖がりだから、そういったものとは無縁の生活を送りたいのに、そうはいかない。 霊能者(？)の水澄ん家に居候中だから。…

九州の田舎の高校に転入した﨑里裕佳子は、いつも弓道場でひとり朝練に励む袴男子が気になっている。弓道部員でもあるクラスのムードメーカー、川野章に尋ねてみるが心当たりがないと言われ、…

昭和の終わりの自分が大学生の頃、いつも思い出す光景を、恒例のように思い出していた。大学の近くのクラシック喫茶、野球観戦、そして宗教団体に勧誘されかかった時の想い出。就職してから自…

時は2ｘｙｚ年。 2025年に太陽フレアの大爆発により、全ての精密機器が使用不能に。 その後のエネルギー・食糧危機により第3次世界大戦が勃発。 100億に届こうかという人口は瞬…

「迷い込んだ魂」は山間の小さな村で暮らす男性の体験を描いた物語です。男性は通勤路で自動車を運転している途中、後部座席に不気味な存在がいることに気づきます。その存在は見えないが感じ…

何？ 誰が？ 何のために？