「見たくない 短編」を含む小説

ある日学校から家に帰ると――室内が荒らされていた。まただ。俺は呆れつつも室内に入る。もちろん室内もなかなかの状態だった。だが――最近はよくあることと。かわいいいたずらだ。と、思い…

“お疲れ様。見てくれてるかわかんないけど、今日あった事を話したくてさ。家の近くの公園で、昼間変な奴に会ったんだ。変って行っても、不審者とかそういうんじゃなくて、良い意味でな？　ち…

第三次世界大戦が終わると、ようやく人類は『平和が一番』であると思い出した。 世界的和睦が進み、さまざまな国の国境がなくなりつつある時世の過渡期。 国境線上で旅するアリア。 消…

笑顔が綺麗で素敵な人、南優樹。 そんな彼を好きな女子、荒木藍はある日、南優樹が事故で家族を亡くしたことを知る。 その事故の影響で表情を失ったことも。 しかし、慰めも何も出来ずに…

【KAC2023 第6回 お題「アンラッキー７」】 魔法のあるファンタジーな異世界に転生した元現代人な飯屋の娘、デリシャ。これは、そんなわたしの近所で起きた、ある日のお話──。 …

不運な青年 字見富恍（じみふこう）は毎月七の付く日に必ず不幸な出来事が起きてしまうのだ。 そして今日も七日が訪れ、富恍はトイレの中でまた不運な出来事が起きてしまう。

「あれが見たかったな。確か６年生の時隠したのよ、小学校の…どこだったっけな…。」 病弱で気が参ってしまっている入院中の母親。彼女の見たがっているものを探し出し元気づけるために、…

かつて見たような気がする夢を思い出しながら、 気紛れで好き勝手に綴ります。自由に書く予定なので、偶に創作入るかも。 イデアから拾う、夢の備忘録。 フリー素材集でもあるので、ア…

KACお題: アンラッキー７ ※作者は数学に強くありません。最後に数学に触れたのは高校です。確率なんてほぼ忘れました。どうか理系の方、あまり厳しい目で見ないでください……。

世の中には運が良い、運が悪いってある。自分はそれほど運の悪い男だとは思っていなかった。 なのに、ラッキーガールを見ていると、自分がとんでもなく不運じゃないかという気がしてきた。

武器屋で老婆が詐欺に合う。『ラッキー7』だと偽って『アンラッキー7』を売りつけられた現場を見た若者は、老婆を追う。 ようやく町外れの丘の上で老婆に追いついた若者。そこでま語られ…

『１日に黒猫を７匹見ると何かが起こる』という迷信を信じていた女性が、ある日５匹の黒猫を見てしまう。彼氏と喧嘩中の為、このまま破局の不幸が訪れると思った彼女は、家に帰るまでに何とか…

「来てしまったわね」 「やってしまったな巴」 「遊都やっぱり考え直さない？　メタ小説なんて究極に寒いものを出してしまってもいいの」 「大丈夫本当に寒いのは著者が出てきてからだ、そ…

ネットの中で出会った２人。その出会いは運命だったのかもしれない。 そんな２人の人生が交わる軌跡の物語。 私の幼馴染で憧れのゆい。いつも楽しそうで幸せそうなゆいを見ていると、私…

※こちらは拙作『ノーリグレットチョイス』https://kakuyomu.jp/works/16817139558809109616 の番外編です。 KACのお題に合わせた短編を…

電波を拝借して『ラジオ体操』なるテレビ番組を見た。 骨を芯に据えた棒きれのような身体はとても動きづらそうだが、天性を活用する道筋を見出す能力は、やはりどの生物にも備え付けられた…

KAC2023参加作品。京都には不思議がまだまだ生きている。それも不意に現れる狭い裏路地の奥にはあやかしが息づいているのです。これはそんな不思議な裏路地の逸話を集めた短編シリーズ…

夢を見た。 一面がピンク色の海の中、わたしは顔の見えない彼女と出会う。

「英雄色を好む」 　その言葉通り冒険者ランクＳ級の勇者ナーシェンは将来を誓い合った仲のパーティーメンバーがいるにもかかわらず、新たに若く美しい女をメンバーに加える。 女関係で…

ある日テレビでやっていたジムの特集を見て鍛えた方がいいか兄に相談するのだが……。 知性高め仏頂面兄×品性低め小悪魔弟の社会人兄弟BLです。