「KAC9」を含む小説

モデルとしての就活に失敗した私。飛び降り自殺を止めたのは「イツモ見テイルヨ」という一本の電話だった。私は電話の彼を探し出そうとあちこちで電話をかけ続ける。クリスマスおめでとう、と…

二分以内の超短編。

　学校からの帰りの電車の中。音楽プレイヤーが混線して聴こえてきたのはアニメソングらしきもの。 　これを聴いてるのは誰かと周りを見回してみると、超生真面目な生徒会長がいた。 　次の…

誰に対しても対等に接する神父様。 ある日、教会の前を死にそうな顔をして歩く女の子を見かけ、声をかける。 話を聞くと、どうも、その子は、就職したはいいが、社会にうまく馴染めず、…

幼くしてこの世を去り、あの世で生き続けている少女。 彼女は時折、生きている人間たちの様子を見に来ては、届かない祝いの言葉を贈り続けていた。 家族、友達、先生、ご近所さん――彼女は…

「まさか……あのラーメン屋さん……」私が口に仕掛けた可能性はしかし、軸本くんに否定された。 尽教大学人間科学部心理学科、軸本風人の推理が冴える⁉︎

KAC9投稿作品

感情で動いたほうが、上手くいくこともある。 かもしれない。

高原地帯にあるポライト王国には奇妙な掟があった。 一日に三十三回「おめでとう」と言わないと罪に問われると言うのだ。

「おめでとうございます、先輩」 『好きでもない相手と恋人になると、相手のことを好きになるか』 という賭けの相手として小日向アカネは大嫌いな先輩の日下部を選んだ。

おめハラ――それは、おめでとうハラスメントの略。 ミッションを達成した若者に「おめでとう！」と激励するタナト。 しかし、部下のサリエにたしなめられるのだった。それは、おめハラだと…

森の妖精がぞくぞくと花粉症になっていく。その原因とは……？

　鎮守の森に住む願いを叶えるフクロウ、トリの力を借りて念願のアイドルになった春野千春は５人組アイドルグループ「クリスタル☆エレメンツ」のリーダー。彼女達は日々アイドル活動に邁進し…

バンドとしてデビューした僕は、メンバーと共に成人式への出席を決めた。

５文字のフレーズ「おめでとう」 それだけで正確な気持ちを伝えることが出来ると信じ込むなんて あまりにも浅はかすぎる考えではないだろうか。

えー、KAC9のお題を、ものの見事に勘違いしていました。 ある日仕事でのコミュニケーションに疲れた主人公が、世界中から『　　　　　』を消してしまう。そんなお話。

ツンデレ姫が失恋からの縁結びで女神様に。 KAC8『三周年』に投稿した「嫁を求めて三周年」の前日譚になりますが、こちら単独でお楽しみいただけます。

「離婚危機？」の続編。 成長したタクヤの旅立ちとその後のMam07。

　私は同じ風景をずっと見ている。 　公園にいる人の姿は移ろいゆくのだけど、私が見ている風景は春夏秋冬、朝昼夜、晴雨雪曇と流れてはいるけれども、これといった変化は見られない。 　…