「おめでとう」なんていらないから、

誰に対しても対等に接する神父様。
ある日、教会の前を死にそうな顔をして歩く女の子を見かけ、声をかける。


話を聞くと、どうも、その子は、就職したはいいが、社会にうまく馴染めず、現実から逃げ出してしまったようだ。
今は引きこもりをしているらしい。

これは放って置けない。

と、親身に話を聞くこと数ヶ月。
彼女の顔色もかなりよくなった。
そしてついに彼女の決意を聞くことになる。