「殺人サスペンス」を含む小説

１７歳、高校２年生の篠原梓は、周囲からも「優しい」と評判の、落ち着きのある穏やかな少女だった。 しかし、彼女の中にはある一つの「復讐」という目的があって、彼女はついにそれを行動…

僕の趣味は人を殺すこと……ただし頭の中だけの話だけどね。 そんな僕が死体探しで廃墟を訪れたあの日から「何か」が狂いだす。 「ずっと探していた。やっと見つけたよ」 　脳内で殺人を…

この世界に一つの力が降り立つ。 たった一つのその力が世界に混乱を与え渦を巻き日常を蝕んで行く中で、平和を水際で護る者達が居た。 市民の日常を護るのが市役所職員の職務であり、彼らは…

ある殺人現場に場違いな男がやってくる。 探偵と名乗ったその男は、常軌を逸していた。 非常識ともいえる推理力を使い、強引に事件の解決を試みる。 この男の推理は憤りと惨劇しか生み出…

人間がこの世に生き続けている理由……それは欲望を満たす為である。様々な舞台で、欲深い人間達が各々の欲を得る為、事件や葛藤等を引き起こし、または巻き込まれていく……人間は欲望を持っ…

岐阜県岐阜市に連続殺人事件が発生した。 被害者は老若男女問わず、肩口から下腹部にかけて無惨にも切り裂かれて殺されていた。 瞬く間に全国区となったこの事件の街に住む人々は何を想い、…

――水崎識也は考える。人間の体の中で人の価値を最も示すものは何か、と。 死体観察を趣味とする識也はある日、噂を聞きつけて死体があるという廃ビルへと立ち入った。 そこから始まる不…

　赤。私の心に深く残る色。これは何の色？　どうして私の心をこんなにかき乱すのだろう。 　この小説は主人公の神埼歩が、過去に遭遇した事件をゆっくりと思い出していくサスペンスです。…

　ローコストキャリアによる宇宙航路就航記念の初フライトに招待された、マイレージ・ダイヤモンドメンバーの蓼丸　宗也（たでまる　そうや）は、初めての宇宙空間で恐ろしい事件に会う。

横丁の横にそれた細い路の行き止まりに、ヨゴト画房と言う店がある。そこはその名の通り画房であり、そして、詛(のろ)いを売る詛い屋でもあった。 その店主、亘乎とその養い子の詞葉。亘乎…

「ここがアタシの知る地球だと思いたくないわ……」 非番中の女刑事平坂は銀行強盗と遭遇し、運悪く暴発したトカレフの犠牲になってしまう。次に彼女が目覚めると、なんと50年の月日が流れ…

この物語は、『死刑制度廃止』に関する私的な意見で書きました。 『死刑制度廃止』に対しては、いろいろな見解もあることでしょうし、 反対意見や批判もあるかと思いますが……。 そ…

二千二十年代、ある害虫の世界的氾濫によりコーヒー豆の失われた世界。 東京の地下でひっそりと、本物のコーヒーを出す喫茶店があった。 往年と変わらない価格のコーヒーを、一体どこから仕…

　語り手である男の友人Ｆが主人公。Ｆは一人の女と恋に落ちるが、その女は蟷螂だった。

　――私、死ぬことになるかもしれない―― 　学園祭を控えたある日、初恋の人が自殺してしまった。しかしヒロの死が自殺ではなく他殺であると知ったケイは、友人であるキイチとスミレの協力…

400文字～800文字程度で、一話ずつ更新していくので短時間で読めます。 被告人の山崎優人がなぜ、先生と慕っている高嶺さやかを、殺したのかその謎を被告人の証言からすべてが明かされ…

児童に携わる職業の者ばかりが殺害されるという事件が相次ぐ。 影石千里は過去の経験から刑事という仕事を選び、日夜苦悩しながらも職務を全うしていた。そんななか、白髪の男と出会い、日常…

路地裏で一人の女が殺された。 妻を殺された男と、父を失った男の過去が交わり、現代で重なった時、その元凶は明らかになる。 初めて執筆した小説です。読みづらいかもしれません。先に…

混沌シリーズ第１弾。 平成２４年７月１日。 早朝の東都公園で、木の枝に吊るされた警察官の射殺体が発見された。遺体の正面の壁には、赤い文字の落書き。その犯行手口は、７年前に発生し…

「――おれの本当のカラダは、どこへ行きやがったァッ!!」 　アメリカ合衆国シークレットサービス捜査官、ヘンリー・ケイスは幽体離脱の超能力を持つ。副大統領を狙う暗殺者を捕まえるため…