ハリウッド映画ばりの超能力アクションに息を呑む展開の連続! おまけに知的興奮まで満たされる。特に後半の疾走感は半端なく、いやぁー、面白かったです。
1読目はそうでもなかったのだが、なぜか読み返したくなり、何度か読んでいるうちにじわじわきた。超能力がある世界での本格的なアクション。ヒトの「認識」をうまく使っている。どんでん返しあり。というか、見事に騙された。残念だったのは、僕にシェイクスピアなどの教養が全くないこと。たくさん引用が用いられているのだが、元ネタがわからない。わかればもっと楽しめただろうなと思った。