「携帯」を含む小説

母の遺品から見つかった古い携帯電話。 そこには、謎の電話番号が残されていた。 母が、亡くなる直前に電話をかけていた相手。 それは一体誰なのか、母にとってどんな存在だったの…

過去に通称モンスターと呼ばれる指定野生生物は取れる材料のため、一部のモンスターは絶滅し、保護されるようになっていた。冒険に必要な材料を集めるため、モンスターから材料を取るために道…

携帯端末の普及やSNS、掲示板などによって攻略の効率化が図られるようになってしまったダンジョン。昨今は「周回効率」だの「最速攻略」だのと、ダンジョン本来の緊迫した雰囲気を味わって…

杏奈は殺人事件のあとはじめてダブルベッドで寝たが、もちろん眠れるはずもなかった。 真夜中をすぎても、暗闇の中でますます目がさえて、窓の外の通行人の足音や遠くの車のタイヤのきしむ音…

『かわな、もうそっちも夏休み入ってる？どうせ暇してるでしょ。』 『一緒にゲームしない？こんなゲームなんだけど…』 そんなメッセージと共に少女の元へと届いたのは、とあるゲー…

汎用携帯人工知能《General purpose mobile artificial intelligence》。様々な用途で用いられ、主として人間の生活をサポートする装置である…

主人公、井出夏樹は新宿二丁目のゲイバーでバーテンをしている。 ある日、携帯に見慣れない番号からの着信。 それは中高一緒だった２年上の先輩からだった。サッカー部の先輩であり、夏樹の…

携帯よりもお守りのほうがいい。（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

　全四九話（総ての章を含んだ話数、五〇話目はあとがきです） 　オリジナル作品 真面目な恋愛ものです。 　想いを伝えられずに高校を卒業してしまい、職場も住むところも 離れ離れの貴…

誰にも、気づかれず、僕はひっそりと生きてきた筈だった。地味な仕事。僕の行き先で、“7”に絡む番地や電話番号、携帯番号で、奇怪な殺人事件が起きる。そこには、紗羅。君が居て・・・

　仕事で宇宙ステーションに行くことになった父についていくケイラは、シャトルの中にいた。手には携帯端末。友人に別れのメールを送る。シャトルは今、離陸のときを迎えようとしていた。 …

いつものエクセシオールカフェでコーヒーを飲む忠司。ただ、いつもと違うのは、リクルートスーツに不釣り合いな登山用の馬鹿でかいリュックを背負っていた。なぜかイライラ、腰が落ち着かない…

　ある日魔法使いとして目覚めた冬雨茶葉は、幼馴染の美堂叶以外の人間に自分のことを話さないまま、現代に迫り来る怪獣と戦う。 　その魔法は凄まじく強く、ほかの追随を許さないほどだった…

企画第4回『深夜の散歩で起きた出来事』 今回も過去に取材したエピソードに加筆をして掲載します。 正直言いまして、この話を聞いたときは、 （世の中色々あるよね） そんな感じだったと…

　最近の私の日課は夜10時過ぎてから散歩をする事。 　ポケットにはハンカチとティッシュ、携帯と千円札だけ入れて徒歩で気ままに歩く。 　我が家の周りは一般的なベッドタウン。過去数十…

深夜に散歩をしてたら鍵を落とした。携帯も家。財布も家。……詰んだ。 そんな時、ひとりの男を思い出す。

柏木渚はしがない女性会社員。取引先との重要な会議がある日に、よりにもよって卵を被ってしまった。呆然としていると鳴り響く携帯、普段の真面目な態度から遅刻するはずもないと信じ切ってい…

中高校生の頃、携帯もスマホもない私たちはいつも「あかね書店」で待ち合わせをしていた。「あかね書店で待ち合わせ」は、私たちの合言葉だった。 （作中の書店名は仮名です）

その市には、東と西の二つの高校があった。 西高に通う山城泉が、東高の大津悟から「直接会って話したい事がある」の連絡を受けたのは、土曜日。 まだ、学生が携帯電話なんて持ってない頃の…

智治はある日、他人の携帯電話を盗んだ。その携帯電話から、救いを求める声が聞こえてくる。