エクセシオールカフェで呪縛

いつものエクセシオールカフェでコーヒーを飲む忠司。ただ、いつもと違うのは、リクルートスーツに不釣り合いな登山用の馬鹿でかいリュックを背負っていた。なぜかイライラ、腰が落ち着かない忠司は自身の携帯を喰い入るように眺めていた。画面は数値がカウントダウンされていた……
和子は娘の雅美といつものエクセシオールカフェでお茶していた。しかし、昨日から様子がおかしい雅美。いつもは底抜けに明るい雅美が取り憑かれたように豹変する……
全く知らない人たちの人生が偶然にも交差した時、悪魔が軽薄な笑みを浮かべてその様子を眺めていた……

とあるエクセシオールカフェで繰り広げられるドラマ。