「将棋」を含む小説

将棋部員の猛は今日も香子先輩とのはさみ将棋対決に引き分けていた。都合、二十回に及ぶやり取りの中で、香子先輩の陰を追いかける自分を見いだしていく。果たして、二十一回目の勝負の先にあ…

世永三冠対笹田七段の対局は深夜にまで及んでいた。早指し棋戦のはずが、繰り返される千日手。ライバル二人の将棋に、決着は訪れるのだろうか。

　放課後、将棋部の部室。僕、先輩、先輩の妹、３人で活動中。将棋部なのに、将棋以外のことばっかり。だって仕方がないよね。青春は、待ってくれないんだから。 　妙な関係の３人でお送りす…

焼死体が公園で発見された翌日、将棋部の矢吹君は新入部員獲得に奔走していた。ポーランド出身の一年・二条ハンナを勧誘する最中に披露した推理力を買われ、入学前の三月に彼女の兄と将棋部部…

プロ棋士の主人公が盲目の友人に将棋を教えることで、将棋の化け物が目を覚ます。

じいちゃんと孫が将棋をする話。

2020年の関西、家族はそれぞれのタスクをこなしていたが、大学に通えない『私』は、いちばん長く家にいた。ふと10年前に遊んだ将棋盤はどこに仕舞ったのかと、探し始める。

なんとか四段に昇段、晴れてプロになれた加島衛。ついにタイトル初挑戦する自称彼のライバル、福田刃菜子。そんな彼女を見守る姉弟子の中五条関奈。今日もネタを投稿するネタ将たち。 将棋に…

「さあ始まりました、覇王戦。新進気鋭の棋士・羽柴八段と、絶対王者・千島九段の将棋史に残る一局を私、実況の岡崎と、解説の片瀬で行わせていただきます」 「羽柴八段は前の対局で香車に水…

　僕は三段リーグを抜けられずにいた。青春は将棋に捧げた。彼女も作らず、童貞のまま成人式を迎える僕。これでプロの将棋指しになれなかったら惨めなんてもんではない。 　将棋会館の近くに…

全国大会で団体戦準優勝という輝かしい成績を収めながら、レギュラーメンバーの卒業や大量の退部者により、たった四人となってしまった県立大学将棋部。新年度、佐谷蓮真をはじめ四人の一年生…

姉が将棋のタイトルホルダーであり、涼徳高校将棋部部長の僕は、まだ団体戦で１勝もしたことがない。そして、三年連続Dチームで出場することに。チームメイトが初優勝を目指す中、僕は初勝利…

彼女と全力の一局を指すため、僕はプロ棋士になった――これは、叶わない願いと、AIと、将棋についての話。 ＊「小説家になろう」にも掲載しています。

8話目以降は手の目さん（https://kakuyomu.jp/users/tenome）が書いてます。 一向に更新されない本作に痺れを切らした結果、自ら続きを書くという強手を放…

機械音声は「ショウギ」を指せと命令した。負けた方は死んでもらう、とも。日本旅行の最中、何者かに拉致されたネルソンは足を鎖に繋がれ、イザベラと名乗る女と知らない部屋にいた。将棋のル…

　とある美少女は悩んでいた。 　彼女は、藤本アキラ。１６歳の女子高校生。 　職業、プロ棋士。 　将棋連盟所属の七段で、棋戦優勝２回、タイトル戦挑戦１回の実績を持つ。 　高…

将棋棋士の田山四段はある日、五冠王を標的に将棋連盟にやってきた魔王と対戦することになる。あっさり勝ったものの、なぜか魔王を弟子にすることになってしまう。こうして、でかくて怖い（将…

玉座に座ってばかりじゃ運動不足だと指摘された魔王。 そこで魔王城を改築して日常の中で運動不足解消をと試みる。 そんな思いつきに振り回される魔王配下たちが気の毒で…… ↓前回…

「将棋で私に勝てたら付き合ってあげる」 八年後の今、その言葉を現実にする。 世の中に疲れてしまった棋士と、初恋を拗らせている中学生の話。 ©️三ツ沢ひらく 2021〜 All…