「奇病」を含む小説

千珠院景信はある日、世界ががらりと変わるという超常現象に見舞われた。 どうにかして助けを求めんと飛び込んだ不思議なドールショップ【夢幻の遊戯場】で、景信は女店主の久坂部立花と出会…

感情を失う病気、心失病にかかった蒼志は残り三ヶ月とも言われる余命をただ過ぎ去るままに生きていた。 定期検診で病院に行った際、祖母の見舞いに来ていたのだというクラスメイトの杏珠に出…

数年前から日本の若者の間で流行り始めた奇妙な病「暗視病」。 発症すると急激に視界が暗くなり、やがて真夜中のような暗闇を生きることになる･･･。 治療法が無く、罹患者にできることは…

西暦5000年 日本では88歳の人間が死ぬウィルス性の奇病、米呪の感染拡大が広がっていた。

気弱で人見知りな一ノ瀬トーリ。そんな彼にも守りたい存在があった。姉、一ノ瀬梓。彼女は鉱石病という奇病に身体を蝕まれていた。両親も奇病が原因で還らぬ人と化した。トーリは唯一の姉を救…

名前をもじって、ラクテン的だといじられがちな落合天子。仕事も人生もうまく行かない上に、ある日目玉が落っこちた。奇病にかかった彼女が“見た”少年は、こう警告する。 「人間は消費期限…

2022年12月16日ビーズログ文庫より単行本にて刊行となります。 WEB版より大幅加筆修正をし、ラストシーンのあと、莉子がどうなったのか。 気になるその後も書籍版には収録されて…

女性のみが罹る、全身が色を失い白く染まる奇病・白色病。通称『白無垢』と呼ばれる罹患者は、その美しさから高値でやり取りされている。 そんな『白無垢』の売買を専門とする組織で、『白無…

ピアノを弾くと指が落ちる―― そんな奇病が蔓延する中で、偏屈なピアニストは奇病にかかる。 屋敷の中で隔離されていたものの、その奇病に耐えきれずに彼の世話をする使用人たちは逃げ出し…

ラニ　　　今作の主人公 ニーニャ　ラニの双子の妹 エピーズ　二人の父親 ？？？　　二人の母親であり、奇病によって没する

『四季病』 春に発症し、冬に終わる奇病。 その症状は「四季における気温変化と類似するように体温が変化する」こと。 原因不明、治療法の無い奇病を患った男性と彼を愛した女性の物語。

～２０３２年、永久凍土の融解によって発見された狂犬病ウイルスに類似したレトロウィルスが体内に入る事によって、脳内の正常プリオン蛋白を異常プリオン蛋白に変化させ神経細胞を変性させる…

体がどんどん鉱石になってしまう『鉱石病』を患った怜《れい》。その病の治療を幼なじみである大和《やまと》とする事に...

大学生の詩奈はいつもマスクをつけている音一に出会う。 端正な顔立ちだと話題の音一。 詩奈はそんな彼のことをいけ好かない奴だと思っていた。 しかし音一がマスクを外さない理由。 そ…

身体が鉱石化する奇病が蔓延する世界 あらゆる欲望が渦巻く芸術都市ラル・パブテスマも奇病に蝕まれていた 病の進行をおさえる薬は最下層でいきる花売りたちには届かない 花売りの館で今…

あなたは一カ月後に何の痕跡も残さず消失します。 ある日世界中でとある奇病が流行した。消失病と名付けられたその病にかかると一ヶ月後に何の痕跡も残さず消失する。 幸か不幸か多くの人…

　羊の手。 　それは十六歳から十八歳の間に発症する奇病の俗称。 　左手の甲に羊の頭のような黒い痣が出た者は、痣が黒から赤くなり、また黒くなった日にこの世から消滅する。 　西出かな…

加見ノ森《かみのもり》と森守神社《もりかみじんじゃ》に護られた小さな村に住む娘、シズは、自然の声を聞き、人が見えない物が見える不思議な娘だった。 ある時、平和な村に、都から商人が…

七杏は蒼天国で生まれた重臣の娘。生後七日で奇病を抱えている事が発覚し、龍峰山の神仙の言葉により黄陽国へ旅立つ事となった。 蒼天国の皇太子、泰極の父親と七杏の父親は、二人を許嫁と決…

病名：後天性身体鉱石症候群 後天的に身体が石になってしまう奇病が流行った世界。その世界の住民たちが紡ぐ、温かく柔らかな短編集。